「ルパン三世」「犬神家の一族」「人間の証明」「小さな旅」「水もれ甲介」などを手掛け、作曲家としてあまりにも有名な大野雄二のトリオによる「ルパン三世」の楽曲を取り上げたれっきとしたジャズ・アルバム。
ジャズのCDとしては近年稀にみる好セールスを記録した大ヒット作だ。確かにルパン効果のタマモノであるがゆえに、眉をひそめる方がいるのも事実であろう。しかし、現在の日本のジャズ・ライヴ・シーンにおいて、最も若者から、一般層まで支持を得ているジャズ・ピアニストであり、実際にルパンの音楽を作曲しているのは彼自身なので、文句のつけようもあるまい。
何より、言い過ぎかもしれないが、今や日本においてひん死の状態にあるといえるジャズミュージックにとっても、日本に深く根付いてしまった、「音楽をジャンル」という枠組みでくくろうとする妙な既成概念をぶち壊し、純粋に音楽を楽しむためにも、彼のような存在が必要なのではないだろうか?(高山武樹)
聞きやすいジャズ
★★★★☆
ジャズ初心者ですが、これは聞きやすかったです。最初は想像よりスローだなと思いましたが、何度も聴くうちに、これはいい!お気に入りの一枚になりました。
カッコイイ
★★★★★
そりゃあ、ルパンは好きだけど・・・微妙かな〜と思って買ってみたら、意外にカッコイイ。というか、すんげーカッコイイ。参りました。
気軽に楽しめます
★★★★★
自分はジャズに関してはまったく解らない
ド素人ですのでジャズとしての評価は出来ませんが
数年前とあるバーでBGMとしてこのアルバムが流れていて
気に入って購入しました。
ブランデーなどかたむけてゆっくり聴くのもいいですね。
余談ですが帰ってきたウルトラマンJAZZというCDも
聴いたことのある曲ばかりのJAZZバージョンで
聴きやすいです。
JAZZのイメージをそのまま形にした作品。
★★★★★
「JAZZっていうと,やっぱり落ち着いたバーかなんかで
流れているイメージがあって・・・・
まずベースが音量豊かに鳴り響いて,それから
ピアノがそれに乗ってささやくような息づかいで
歌い始めて,次第にパーカッションや他の楽器が
音を重ねていくようなお洒落な感じですかね」
と,いうのが自分のJAZZのイメージ。
そんな王道を行ったのが本作品。しかも誰もが知る
ルパンのテーマだから敷居も低く,どなた様もお気軽に
お入りください状態だ。
音楽の流れが読めないようなスリリングさは無いものの,
安心して聴いていられる心地よさは別格だ。
美味しいコーヒーをじっくり味わったような幸福感に
ひたらせてくれる嬉しい一品である。聴かない手はない。
知性溢れるサウンド。
★★★★★
ルパンの音楽自体、何度聞いても飽きない
ものですが、一時期カバーCDや
アレンジバージョンのCDが乱立しました。
しかしながら、それらのCDはどれも
このLAZZシリーズに及ばない。
記念すべき第1作であるこのCDは、
同シリーズのなかでも、
特に落ち着きがあり、高級感があり、
知性溢れるサウンド。
ピアノやサックスの調和が素晴らしい。
収録曲もルパンのスタンダードナンバーだけなので、
初めてjazzを聞く人にも非常に耳に入りやすい。
夜の一人でのドライブ、煙草を吹かしながら
聞きたい一枚。