これは面白い
屈託なく一気読みで切る点で、
最近読んだ本ではNo1です。

やはりのマンガエッセイですが、
内容は野菜栽培。笑
野菜料理のレシピもついており、
盛りだくさん。
最初はちょっとレイアウトなどごちゃっとしており、
集中して読めるかが気になりましたが、
実際はまったく大丈夫。

マンガ的な登場人物がきちんと動いていて、
エッセイマンガが陥りがちな、
途中でのテンションの低下や安易な独白がなくて、
クオリティが高いと思いました。

「おどろき〜」のタイトルから想像したのは
身体にいかに良いかなどの効力が書かれた本かな…
程度に思っていた。

中を見ておどろいたのは、イラストというより
明らかに漫画での説明が多かったことだ。

じっくり読むと、

最初にその野菜の写真があり、
写真の下に細かい字で、その野菜についての
ウンチクが書かれている。

その内容が、なかなか面白くて
「へぇ〜！」と誰かに伝えたくなる内容になっている。

さらに完全に手描きだろうなという漫画での説明。

こんな調子で２０種類について書かれている。
なかにはパイナップルは野菜？と思うものも入っていたが、
漫画を読めば、きっと著者が余程伝えたかったんだな
というくらい「へぇ〜」という内容だった。

途中には、「ミニトマトの冷たい水餃子」などの
珍しい料理のレシピなどがスッキリとした
レイアウトで挿入されている。

購入して、テーブルの上に置いていたら何日かして

息子が
「○○は花粉症にも良いんだよ〜」
娘が
「あっ、あの本読んだでしょ。」
妻が
「お母さんも読んだ。誰の本なの？」

という会話となり
家族４人が同じ本を短期間に読んだという
珍しいことが起こったのは、

この本に写真だけでなく子供の好きな漫画が
いっぱい載っているせいに違いないと確信した。

本の厚さ薄いけど内容は濃く、家族で読める。
ついウンチクを語りたくなる楽しく不思議な本でした！

前作　うきうきキッチンガーデン　からのファンでこの本が出ると知り即購入！園芸本の域をはるかに超えた楽しいイラスト読み物。
登場人物も増え（猫の他、すずめとかめが作者の家族なんです）ファンにはうれしいマニア心も刺激してくれる。野菜たちがとてもキュートに面白おかしく描かれていて作家の愛情が伝わりこちらまでhotにさせてもらえます。満足度花丸な本です。

彼女の前作『うきうきキッチンガーデン』では、袋でじゃがいもを栽培し、
今回はプランターで「とうもろこし」も登場。「落花生」もおもしろいです。
お弁当や食卓に育てた野菜がお料理として出てくると、喜びもひとしおです。

イラストで体験談を交え、雑学も書いてあり、面白いエッセイ本です。

レシピに書かれている「レタス・豚肉・ワンタン」と「人参フライ」を作ってみました。
一手間掛けた人参は甘さが凝縮し、どちらも美味しかった。
「トマトの水餃子」も作ってみようかな。って思ってます。