「自分磨き」にはこの一冊で十分
★★★☆☆
中山庸子ファンなら、ここに書いてある程度のことは今までのエッセイで既に読んでいるだろうから、改めて本書を買う必要はないと思う。
日々の暮らしにそれなりに満足している人も読む必要なし。
毎日がなんとなく張り合いがない、何か変わったことをしてみたい、という人なら、ここに書かれている100の項目のうちひとつくらいは、「新しいかも?」と思えるかもしれない。
「基礎編」「応用編」は飛ばすとして、「発展編」の中からあえて「やってみる価値があるかな」と思えるのは、「自分や他人を責めそうになったら『ストップ』と言う」「暗い気分の自分も受け入れる」「苦手なことがきっかけでできる友達もある」「嫌いな人の中からお手本を見つける」「自分が苦手とする分野のエキスパートを見つける」……どうでしょう?
「自分磨き」とか「ひとりを楽しむ」といったことにピンと来る人なら読んでみる価値あり。