稀代の女誑し&ロリコン親父&フランス・ポピュラー音楽界の天才
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稀代の女誑しにしてロリコン親父であり,そしてフランス・ポピュラー音楽界の天才(奇人)でもあるセルジュ・ゲーンズブールが1966年から1969年にかけて発表した曲の中から20曲をセレクトして作られたコンピ盤です。
もちろん,ジェーン・バーキンとともに歌ったエロティックな愛の賛歌『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』も収録されています。
しかし,『馬鹿者のためのレクイエム』『'69はエロの年』というタイトルの曲が収録されているのもさることながら,アルバム・タイトルの邦題が『エロティック・ゲーンズブール~コミック・ストリップ』というのもいかにもゲーンズブールらしいというか...(^^;)。
とはいえ,収録されているそれらの曲が巫山戯ているかといえば,そんなことはなく,いずれも素晴らしいメロディーを持った曲ばかりなんですよね。外見はともかく(^^;),彼がフランスを代表するミュージシャンの一人であることは間違いありません。