オリンピックでしかフィギュアスケートを見ない人にこそ是非手に取って欲しい本
★★★★☆
星を4つにしたのは、良書だけにもう少し情報が欲しかったという気持ちからです。
活字も大きめで読みやすかったので、厚みがもう少しあってもいいかな、と思いました。
筆者は浅田真央さんのシリーズも執筆していて、フィギュアスケートの知識も深いです。
また客観的で冷静、決して押し付けがましくない筆致は、読者としてはわかりやすいですし、好感も持てます。
小塚選手のおじいさまから始まった、スケート大国・愛知の物語は、ドキュメンタリーフィルムにしてもいいんじゃないかと思うくらい、ドラマティックですね。
過去から未来への道のり、人と人との縁、選手・コーチ陣の努力・・・
こういった背景を知ると、これまで以上に日本人選手を応援したくなると思います。
偉大な伊藤みどり。
★★★★☆
技術的なことは、ほとんどかかれていません。
しかしそれは著者が分かっているけど書かなかったと言うことだと推測出来ますし、
とてもよい内容の本でした。
活字が大きく、ページも少ないので、1時間もあれば読めます。
取り扱う内容量が半端でないので、
食い足り無いところもありますが、著者のこの競技に対する、愛情が伝わってくるので終始心地よかった。
個人的には、怒っているところしか拝見したことのない山田コーチが
とてもよい人だと言うことが分かり、映像を見易くなった。
少し高い気もするが、非常にお勧めします。
とりあえず一通り
★★★★★
日本フィギュアスケートの歴史のアウトラインを手っ取り早く知ることができます。
伊藤みどり選手の時代、荒川静香選手の時代はもちろん、戦後、日本でフィギュアスケートが広まっていく様子なども。
どうして愛知から強力選手がうまれているのかも分かります。
キーマンは、どうやら小塚選手のおじいさん。
『浅田真央、18才』等を書いてる方なので、フィギュアスケートについての知識はばっちり。
安心して読めます。