不思議なトリオの調べ。
★★★☆☆
まっ白な(和紙のような)表紙。
「Traverler」の文字は赤く、「日々」の文字は墨。
5つの主題で、ウィリアム・エリオットと谷川俊太郎が詩を持ちより、
川村和夫がそれぞれを和訳し、英訳する。
本のサイズは通常の単行本よりも、
ゆったりとしたワイド版なので、
詩の余白が、ここちよい。
全体がなんだか、とても気持ちのよい一冊。
「ねえきみ今のぼくに必要なのは詩よりもむしろ情なんだ
心の中でぼくは言う
宇宙は情なんてひっとかけらもありゃしない
だから星はあんなにきれいに見えるのさ」 (パンジー)