まず、パッケージが凄い。カバー元のYMO「増殖」と同様、ダンボールケースにCDが収まる形。これだけで、当時を知っている世代はニヤリとするのではないでしょうか。かく言う私は、リアルにYMOを体験した世代ではありませんが・・・。 ボカロ系のCDを購入するのはこれが初めてですが、原曲のもつ雰囲気に、ボカロ特有のキャラクター性をうまく乗せる腕前には脱帽です。特に「THE END OF ASIA」のほっこりした冒頭の雰囲気と、そこから急に入ってくるPUBLIC PRESSUREカバーの流れは最高です。全体に、オリジナルへのリスペクトが溢れ、かつそれを上手に咀嚼しているなと思います。 オリジナル同様、コントが間に入っていますが、正直この手のものには余り興味がないので星をひとつ減らしました。ただ、鉄道好きな私としては、「新人車掌」のコントはちょっとだけツボでした。 赤い衣装が似合うミクのねんどろいども付属して、この価格はいいんじゃないでしょうか。