世界規模の企業経営者が、「倒錯した性行為中に事故で死んだ」かのように装った殺人の犠牲者として発見された所から話がスタートします。
いつもながら天性のカンで、イブはすぐに犯人に目星をつけますが、敵も入念に計画しており計算上手であるため、既存の証拠を崩し、新たな証拠を固める作業に奔走する事になります。
思わぬ所で人と人がつながり、利害関係が明らかに・・・と、相変わらず飽きさせません。
シリアルキラーが登場するような話の時のハラハラドキドキ感は控えめですが、捜査に参加しているような感覚で、推理しながら読み進める事ができました。
たまにはやたら人が死なない話もいいなーと思いました。
次回作も楽しみです。