20世紀の最も有名な芸術家の1人であり、ダダイストでシュールレアリズムの開拓者でもあるマン・レイ(1890-1976)が写真制作を手がけるようになったのは1914年。彼はすぐさまソラリゼーションやネガ風のイメージ、多重露光など、従来とは異なる手法を試みるようになり、1921年には「レイヨグラフ」を編み出した。この本には、彼の実験的作品のなかから優れたものや、現代アートの巨匠たちの肖像が収録されている。ダブルトーン印刷による写真を64点収録。
本シリーズについて:「Photofile」シリーズは、世界の偉大な写真家の代表作をまとめ、魅力的な装丁と手ごろな価格でお届けする古典的シリーズ。収集的価値もある美しい本シリーズは、最高水準の仕上がりになっている。各巻には、見事な2色刷りのフルページ復刻写真約60点のほか、批評的な序文と充実した文献目録も収録。このたび再版された「Photofile」シリーズは、優れた写真集に与えられる国際写真センターの第1回年間優秀賞を受賞している。