今すべきことが明確になる本
★★★★★
塾に身を任せるのではなく、独学で勉強する受験生にとって、志望校に合格するためにどのようなことを、どのようにして、どういう期間で勉強するかといった方針をたてることは非常に困難なことです。しかし、この本を読むことで合格するために今日何を勉強すべきかということが明確になります。
実際、私も去年(2009年)高校3年生で受験を控えていたのですが、10月初旬にこの本を手にして以来、自分の今すべき勉強が明確になり、そのノルマをこなすために無心の境地で勉強できたように思います。時期的なこともあり、丸々この本を鵜呑みにしたわけではありません。主に参考にしたのは、国語、数学、英語、日本史の教科であり、また教科によっては序盤にすべきとされる参考書をとばして、中盤にすべきとされる参考書から勉強をはじめました。しかし、どの教科にも一貫して重要なのは、この本にも述べられてあるように「反復」であり、どの教科でも基本のスタンスは変わりませんでした。単に精神論だけ、方法論だけを述べた本ではなく、精神論、方法論の両方で参考になる良本でした。
本1冊、そしてこの本の中で推奨されている参考書数冊で合格が手に入るのなら安いものです。私は、塾に通わず、この本を信頼し受験勉強を乗り切りました。東大とまではいきませんでしたが、自分の第一志望の大学の合格はつかみ取ることができました。
この本を読んで、プラスにはなっても、マイナスになるということはないと思います。
なかなか良い
★★★★☆
著者は、凄い南極老人に習った生徒の何人か。 ・精神論、潜在意識などはかなり受験生や勉強他にも使える事が書いてある。 ・一般的にはメジャーな参考書なのかも知れないが、進学校意外の人間は知らないことも多い。 (気になったらAmazonのレビューみて買うのを決めれば良い) ・勉強の仕方が細かく書いてある。 基礎、復習においては逸品と言える。 ・社会の科目に関してはセオリーであるが為、他の教科より薄い感じがある。 私はこの本にもう少し早く出会っていれば…と思った。 下手な塾や、独学より本1冊で済むなんて安いじゃありませんか(笑 ※参考書代のぞく 他の似たような本を読んだけど、現実味ないし、本当?って思うけどこの本は思わなかった。 たぶん、ちゃんとした努力の方法、参考書の使い方が書いてあったからだと思う。 本屋さんに置いてあるので気になるなら読んでみて買うのを決めたら良い(読む人を選ぶ本かも知れない)と思う、多少高めだし。
方法論は王道。
★★★☆☆
数学だと反復演習。国語も定番の参考書しか載っていない。
取り立てて何か新しい情報があるわけでもない。
所謂受験生にとっての定番を載せているだけのような気がした。
胡散臭いが、精神論はすばらしい
★★★★☆
半信半疑でこの本を手に取ったが、結構役に立つ内容になっている。
一応買う価値はあると思う。(この塾に入る価値があるかどうかは分からないが)
特に精神論の部分。「潜在意識」を大学受験で活用するにはどうしたらいいのかということが具体的に書かれている。
人生において超重要なことがあまりにもアッサリ書かれているので、受験生なんかは読み飛ばしてしまうだろうし、その本当の重要性に気づけないかもしれない。
・出来る人と出来ない人は「当たり前」が全然違う。「当たり前」を変えることが大事。(その方法はこの本にきちんと書かれている。)
・何回も繰り返し、完璧といえる参考書を作ることでそれが自信となる。だから最初は超薄くてカンタンな本を反復する。(これは成績を上げるためには本当に効果的な方法なので、だまされたと思ってやってみるといい。)
・人生で成功している人は迷わず一本道を行く。
・そのためには無心になる(おそらくランナーズハイのような現象になる。勉強することに完全に慣れ親しんでしまう状態。)までトコトン勉強することだ。
・この状態を「大安心」というらしく、たどり着けば迷うこともなくなってくるという。
だから人生(勉強含む)の必勝法は、「大安心」の境地で勉強し続けること。
それさえあれば大学受験くらいなんなりと越えられる。そんなメッセージを感じました。
ただ具体的な勉強法についてはあまり効率的なことが書かれていないので、他の本を参考にすべき。
それと塾自体ははっきり言って怪しい。教材なんかも高く、雰囲気が自己啓発セミナーか何かの宗教のようだ。
南極老人とかいう変な名前もどうにかならないのか?これじゃあたいていの人が胡散くささを感じるのは当たり前な気がするが…。
純粋な若い受験生をあいてにするのだからもう少し考えて商売すればいいのに、とそれだけがちょっと残念に思いました。
勉強法には問題は少ないが基本的には内容をつめすぎの本
★★★★☆
本書の勉強法のもとになったものはおそらく、
○スイッチバック学習法、もしくは、スイッチフルバック学習法(新日本速読研究会系)
○一書法(数学は暗記科目であるの渡部さんやナイトー式勉強法)
○自己講義法(栗山実さんのマルチ速学術)
○「○」回以上解く(ジョイント式速憶法)
なので、それら自体は問題はないと思う。
が、単語のおぼえ方などこまかいところをみると、それほどすぐれたノウハウがあるとはいえず、全体としては(商材を買えということなのだろうが)ちょっとページの割には書き込みが少ないように思う。
ちょっとつっこみたいのが、京大判定の偏差値44というのは果たして、一般的な模試とは違う気がするのでどうなんだろうかなという気がするのは私だけだろうか??