「自然産業」＝「自然資源の持続可能な利用に基づく多様な経済活動」
この考え方は、とても大事だと思いました。

農林水産業のみならず、衣食住を含む分野に携わる方にもぜひ読んでもらいたいです。
農林水産業や衣食住など様々なテーマについて、問題提起や実践例の紹介がなされていました。

1年前（本を書き出した頃は数ヶ月前？）にできたばかりの研究所とは思えないくらい、実践例もいくつか挙げられていました。
私は、ズワイガニのトレーサビリティの話や、水産エコラベルの話が面白かったです。

これからますます、素敵な事例が増えていくと期待しています！
がんばってください！

環境が悪化しエネルギー難や食糧難もありうるなか、どこに向かうのかということについて悲観的な予測ばかりある中で、こんな解決方法もあるのかと久しぶりに熱くなった。現場から何ができるのかということで、様々な実践例が書かれており、参考になった。この本を読んでいるとなんだか自分もできる範囲で明るい将来も作れるのではないかと思える。案外そんなに難しいことではないのかもしれない。でもこの本を書いている人たちが本気で現場で汗をかいていることはわかるような臨場感がある。とてもわかりやすい。また情報量も多く、単に読み物としても面白い。

アミタが本を出した、というので早速とりよせて読んだ。がっかり。
どの話も、読んだり聞いたりした内容であった。期待していたアミタのこともなにも書かれてない。

読み終えて、力強いメッセージに感激しました。アミタ研究所のメンバーが一つになって「社会に発信するマニフェスト」本を完成させた意義は大きいです。シンクタンクやコンサルタントの多くは、「彼がいなければただの会社」という話を聞きますが、アミタは、そんなことはないと受け取りました。
北海道に旅行しましたが、道路脇の可愛いキタキツネがこれほど危険であることは知りませんでした。また、エゾシカの捕獲数がこんなに多いことも、鹿肉に旬があることも知りませんでした。
イキイキと紹介されているインターンシップの取組。地方自治体や政府がいま何をしなければらないかを考えさせられます。この本で紹介されている様々な取組事例が地域地域で展開されると、わが国の地域はイキイキとしてくると思います。
地方自治体や国の職員に是非読んで欲しい本です。

農林水産業（著書中では自然産業）という軸で、来るべき循環型社会を展望した時、必要とされる社会・経済システムのあり方についてのやさしく解説されています。
また、農林水産業を担う地域社会の問題について、シンクタンクとして独自の「現場主義」に基づきソリューションを展開している事例が紹介されています。
農林水産業と地域社会の可能性を感じることができる一冊です。