'93年秋リサイタル“愛”4は「愛の讃歌」を軸として美輪さんの詩のシャンソンのオンパレード!
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さて、'93年秋リサイタル“愛”4、ですが基本的には美輪明宏さんの、「原詩にこだわったシャンソンの素晴らしい嵐」と言い尽くされるのではないでしょうか。
「王様の牢屋」から始まり、今や美輪さんの曲には欠かせない「愛する権利」。続いて「群衆」。蛇足ですがこの曲はとても寂しい恋の物語、その秀作と思っております。次に「水に流して」。そしてメロディーの印象的な「アコーディオン弾き」。ジョルジュ・ムスタキの名曲でもある「ミロール」。
そして…最後に美輪明宏さんの訳詞で始まる本当のピアフが歌った「愛の讃歌」。…無償の愛、の素晴らしさ、崇高さを今一度、ここで美輪さんは熱唱しておられます。
アンコールでは…何と「老女優は去り行く」。個人的にはこの美輪さんの作られた曲が最高傑作、と思っております。人生の縮図をそのまま歌に込めた素晴らしい歌、セリフ、そして歌…!この機会に是非DVDで鑑賞を!南無妙法蓮華経。(=美輪明宏さんが一番、悪霊を払うのに効くのが、法華経のお題目、だそうです。勿論、美輪さんは全ての宗教に通じられておられます。補足として。)