俺はお前に弱いんだ。
★★★★★
“同学年の星”、と勝手にオレが思っている個性派俳優・温水さん(1964年6月生まれ)主演のオリジナルDVD。
今回は、美ねこの紫苑ちゃんとの、ほとんど“ふたり芝居”といっていい世界。
奥さんを亡くしてひとり暮らしていた山田さんと、彼がある日出逢ったキジトラ・しまちゃんとの愛の日々を、淡々と、しかし的確な編集とカメラワークにより、描き出して行きます。
そう。このDVD、実によくできているんです。
「この子のあんなポーズ、こんな表情が見てみたい!」という、見る側の願望は、見事なまでにほぼすべて、叶えられているのです。
こっちはただボケーッとしつつ、山田さんをことごとく翻弄し魅了する、しまちゃんの姿に見入るのみ。
ドラマとしての盛り上げ、ストーリー性などの要素は極力抑えて、「ただそこに、かわいいねこがいて、その子を愛する人がそばにいる」、その様子をとことん見せることに徹したことが、この作品を成功に導いているようです。
思えばオレもたったひとりで、あとはねこ一匹だけと暮らしていた時期がありましたが、やはりその彼女―“はな”といいます―がいなかったら、とても耐えられなかったと思うんです。
彼女の存在が、どれだけ心の救いになっていたことか。
今でもそれは変わりません。
この場を借りて、ありがとうと言いたいと思います。
いずれにしてもこのDVD、本編の約65分+映像特典の約15分のおよそ80分間、ずっとしあわせな気分でいられます。
これは保証します。
レンタルもありますので、まずはお試しされるのもよいかもしれません。
ネコ好きには劇薬!!
★★★★★
とにかく可愛い!ゆるい!
終始顔の緩みが止まりません!
これは大変なDVDが世に出たものです。しばらく他のことが手につかなくなりました。
なぜって?
そりゃエンドレス再生しちゃうからですよ!
私をはじめ、一緒に観ていたネコ好き仲間が次々と骨抜きにされました。
みんな沈黙。画面を見つめる目がマジになり、じわじわと身体が前のめりになってゆく…
ネコ好きの「あるある」を集めたようなショートストーリーもさることながら、映像の撮り方がとにかくネコ好きのツボを心得ています。
ちょっとした角度、山田さんとの距離感、ズームアップのタイミング。
そういったものがいちいちツボをついていて、ついつい画面に食らいつくように見てしまいます。
山田さんの家という変わらない空間に、ゆったりと繰り返される同じメロディのBGM、少ないセリフ。
変化の少ない周辺設定が、ふたりの世界をさらに引き立てます。
ネコ好きさんにはまさに劇薬!著効します!
中毒性が強いので、一度観終わってもすぐにまた再生ボタンに手を伸ばしてしまうかも…
鑑賞の際には座布団とお茶を用意しておくといいと思いますよ!
癒されます
★★★★★
この原作の漫画が大好きで、DVD化を楽しみにしてました。
男やもめの山田さんと、愛猫のしま。
1人&1匹の何気ない日常を、ホノボノと綴ってます。
内容は「なんてことのない猫との日常」なのですが、猫を
飼っている人なら思わず「そうそう」と漫画同様目じりが
下がってしまいますね♪
主演の温水さんは生粋の猫好きだそうですが、なるほど
画面からもその様子が伝わってきます^^
しま役を演じた紫苑ちゃんも、秀逸です!!
山田さんが野良猫ウォッチングに出かけるのですが、野良猫
たちも本当に逞しく可愛い猫たちばかり。
特典には、しま&子猫たちの様子もたっぷりと収録されて
いて、お得感も一杯!
(しまの子猫時代役の子猫ちゃんは、紫苑ちゃんの本当の子猫
だそうです。親子出演ですね♪)
本当に癒され可愛いDVDでした☆
音楽もいいですよ。
余談ですが、私がコレを観てる間・・
我が家の愛猫たちが画面に釘付けでした(笑)
ユルい、でもそれが良い。
★★★★★
ハッキリ云ってストーリーなんて殆ど無い。
中身はと言うと山田さんと“しま”ちゃんとの
ユルい、でも贅沢な時間の流れ、それだけ。
彼等にもドラマはあったのだろう、話の端々に
そんな雰囲気も流れはする、でも今は幸せ。
幸せが見ているコッチにも伝わるというのは
彼等が本当に幸せだから、そんな話ってそうそう無い。
山田さんは良い人だ、しまちゃんも良い子だ、
それだけなのだけれど、これ以上必要なモノはない。
ジワッと幸せな気分にさせてくれるそんな話。