ほのぼのタッチのヒーロー絵本
★★★★★
いやー、なかなか痛快な絵本ですね。
タイトルから想像した通りの内容でしたが、充分に楽しめました。
ヒーローは見た目よりも中身が大事。勇気があれば誰でもヒーローになれるのです。
そういえば昔よんでいた少年雑誌の付録に変身ベルトがありました。
そのときは本当に変身しちゃったらどうしようと、マジで心配しました(笑)
怪人がやってきたら? 人間にもどるときは? バイク運転できるかな?・・・とか
結局は仮面ライダーに変身しなくて、ホッとしつつガッカリしましたけどね。
今、本書をよんで何が足りなかったか、やっと判りました。
男の子のヒーロー遺伝子を覚醒させる粋な作品です。
ところで、本書に出てきた大泉学園幼稚園って本当にあるのかな?
ぼくも仮面ライダーになりたい!
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仮面ライダーが大好きな4歳の息子と一緒に読みました。仮面ライダーがズラリと並んだページにまずは釘付け。そして勇気を出したかんたろうがついに仮面ライダーに変身する場面では大興奮。最後まで楽しく読みました。息子曰く「ぼくも仮面ライダーになりたい!」そうです。勇気を出すことの大切さを男の子のヒーロー仮面ライダーを通じて教えてくれるステキな絵本です。
ヒーローに必要なもの
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主人公の少年は仮面ライダーに憧れて、自分でベルトを作ってみたり自転車をバイクに改造してみたり。だが当然ながら、幾ら変身ポーズを決めてみても本物の仮面ライダーになることなど出来ない。
ところが、いじめっ子を前に立ち向かう勇気を持った時、紙製のはずのベルトが光り始め……。ところが同時にいじめっ子の方も怪人クモ男に変身し……、という物語。
果たしてライダーは、クモ男とショッカー軍団に勝つことができるのか!!??
世の中の最近の絵本って、個性的だがやけに情緒的なものが多くなってしまった気がする。だからこういうシンプルな勧善懲悪モノって、かえって珍しいのではないか。「正義のために勇気を出す」ことの大切さを伝えられる内容である。イラストでは、ディケイドやWなどの新しい仮面ライダーから、V3やアマゾンなど父親世代に懐かしいライダーも出てくる。敵役のクモ男も1号と戦った奴である。