動き出す陰謀
★★★★★
中世風宇宙戦記も5巻目に突入。
前巻、内乱を最小限の犠牲で治めたものの、いまだに不安定なウェスタディア王国。
そこに以前退けたロアキアの第5皇子オリアスが国を手中に収めたという情報が。
更に、隣国シャムラバートでクーデターが発生。
クーデター軍にウェスタディア所属の商船が捕まってしまう。
その問題に対応するため、シャムラバートとの国境へ向かったアルファーニは、
救難申請を受け、国外逃亡してきたシャムラバート最後の王族 シャーラを救出。
命を救ったことが原因でシャーラに迫られるアルファーニと、
その様子を見ているしかないローゼの間には微妙な空気が。
そこにシャーラを追ってクーデター軍がやって来る。
たった1人でシャムラバートを掌握したアクバルを相手に、
人質となった商船を守りながらの戦闘を強いられる「ウェスタディアの双星」。
しかも、アルファーニとローゼの間には大きな溝が出来てしまっていて……。
この巻で、物語が再び動き始めます。
どんどん盛り上がっていくので安心して読めますよ〜。