ただ漠然と「将来手づくり雑貨を売りたい」と思っていた私でもとってもわかりやすく、雑貨を売るまでの流れや、売れてきて量産するための方法や、商売や取引に必要な物(伝票やホームページなど)が解説されていました。
雑貨を売る場ってこんな種類があるんだな〜とか、実際にお店に交渉しに行くときのマナーだとか、成功されている作家さんのインタビューとか、とにかく参考になる項目ばかりです！！
しかもこんなに内容が充実してるのに、ゆるいイラストや可愛い写真がいっぱいで、読むだけで楽しいです。
持ち歩いて何度も読み返したいです。

こけしマッチという手づくり雑貨を制作・販売しているユニットが、自らの経験や他の作家さんのヒアリングをまとめて、雑貨ビジネスが大きくなっていく過程を踏まえながら具体的なアドバイスを書いてくれています。
注文が大きくなってきたときのことや在庫管理についても書いてあるし、作家さんが雑貨を扱ってもらう相手（お店や卸）のインタビューもあるので、多面的で、ビジネスの目線も忘れていないので、そういう点でもいいかなと思います。

ちょっと値段が高めかもしれないけど、本としてもかわいらしいです。
作家になるにもネタがない私も買ってしまったほど。笑

またこのジャンルにこういうテイストの本って今までなかった気がします。
雑貨関連の本はだいたいチェックしているので・・・。
何かビジネス書のコーナーにある「ネットショップを開く」「雑貨屋さんになる」みたいな本って、その本自体がださくて、ちょっとどうなの？この本を参考にしても大丈夫なのだろうか・・・と思うことが多いので。

近い将来自分も、作品を色々な所に出していきたいと考えていたのでとっても参考になりました。工場への発注での失敗談や、ネットショップを開く際のアドバイス、既に活躍されている作家さんとのお話などかなり勉強になりました。夢へのビジョンがより鮮明になりやる気が出ます！

こけしマッチ製作所が軌道に乗るまで苦労したことを、これから始める人のために丁寧に説明したこの本。
伝票の書き方なんて、納品書、請求書、領収書３枚とも写真つき見本でレクチャー。
手作り雑貨をこれから始める人に、つまづくこと、悩むこと、面倒であろうことを、軌道に乗せるまでの手順、方法だけでなく
成功した人たちのインタビューまで折りこむ。
細やかな項目、イラスト、写真が分かり易く配置されている。
巻末には、手作り雑貨の売りこみが出来るお店や、オリジナル商品をオーダーできる会社など、全国レベルで紹介。
表紙のこけしマッチの面白さで飛びついたけど、中身はおふざけでない。

あったかく、もれのない情報に感激！
やる気のでる魅力的な本です。
マッチですよ。
今やチャッカマンに取って代わられ、家庭に存在しないマッチ。
こんなに愛らしく、類まれな発想や着実真摯なノウハウに乾杯！