一般的な文法書のひとつ上を行く解釈が読める。最近ちまたではやりの「感覚を磨いて読み書き」みたいな稚拙さではなく、正確に文章を読んだり紡いだりする方法が写し出されている。文章、構成がなかなか良い。なにより書き過ぎていない。沢山書いて全部網羅したみたいな文法の百科事典はいただけない。すべての例外を覚えることなど、ほとんどの人には実質不可能です。それに比べて、さりげない一行に深い研究の跡やこのルールを覚えて使う人のことを考えている配慮が伺える。文法は、外国人が速やかに語学力を手に入れるために、覚えた方が得なルールと割り切る一方、よい例文にたくさん触れて磨かれないと、理屈だけでは使えないと諌める。バランスのよい良書であり、気持のよい風に吹かれたような感じのする教材である。網羅的な文法書を手にして、覚えきれないことへの不安を感じていたらお勧めしたい。

学校のＣＳ放送でわかりましたが、かなり脱線話が多い講師です。
５〜１０分は雑談でした。
講義の内容は他に受けたことがないのでわかりませんが、
一応学校の教師よりは親近感が沸きました。
しかし、私にまかしてもらえれば大丈夫という極めて不謹慎な発言には疑問がわきます。
本に関してはわかりませんが、それなりの実力がある講師であるとはいえます。

本書は実際に映画などで使われたセリフなどを例文にあげて、英文法を解説しています。日本古来から日本人が英文法を理解するためにつくられたような例文ではなく、生きた英語です。著者は僕が浪人時代英語を大好きにしてくれた恩師です。さすが仲本先生！と言いたくなるほど実用的な本だと思います。受験英語の問題を解くための英語以上に、実際に使える英文法、リーディングにもつながる英文法、英語を好きになる英文法を教えてくださるのは仲本先生だけです！英文法が嫌いな方や、必要ではないと考えてる方は一度読んでみて下さい。

まず、表紙がオシャレ！！持ってるだけでモテモテです！！←著者が言ってたので間違いなし！！内容はと言うとこれまたオシャレ！！映画や有名人の名台詞からのパクリ、じゃなかった、引用！！読みやすい。わかり易い。試験に受かる。と三拍子揃った仲本浩喜大先生の著作を皆さんもどうぞ。

私は、受験生時代仲本先生に教わっていたものです。先生は、受験英語というよりも、英語の楽しさを教えてくださった、私の恩師の一人です。その先生が書かれた本ということで、真っ先に飛びついたのですが、さすが、こういうテイストで英文法の解説が出来るのは、彼しかいないと思います。ぜひ、英語というものに良い思い出がない人にも読んでもらいたいと思います。