パナマについて最もわかりやすく解説した本
★★★★☆
これまでパナマと言えばパナマ運河の存在と運河地帯がつい最近までアメリカ統治下にあったということしか知らなかった私は、パナマの地理や歴史についてもう少し詳しく知りたいと思っていた矢先にこの本と出会った。この本には、パナマの国土の特徴や気候・民族についての詳しい記載はもちろんのこと、歴史についても相当詳しく書かれており、パナマ運河以外にも深い歴史があることを改めて知らされる。間にはさまれたコラムも面白く、特に太平洋戦争中の日本軍の運河爆破作戦についての記述などは興味深いものであった。
この本を読んだらあなたもパナマ通!?
★★★★★
パナマと言えば運河!…あとは何があるの?どんな国??と、予備知識が極めてゼロに近い状態でしたが、なんとなくパナマというマイナーさが気に入ったので読み始めました。そんな私にとって、ぼんやりと縦長の国というイメージを抱いていたパナマが、実は横長の国であるという第1章1節の冒頭にあげられている事柄から驚きの連続!なんと言っても、コロンブスやバルボアの時代に端を発する運河計画が、実際に推し進められて1914年に運河開通の日を迎えるまでの長い過程や、運河地帯の主権をめぐる一連の過程など、これまで一口にパナマ=運河とイメージしていたけれど、その裏には様々なドラマが隠されていたのだ…と感動しました。一方で、もともと豊かな自然に恵まれた国土である上に(海あり、山あり、熱帯雨林あり!!)、運河が存在することから非常に国際色豊かで食べ物もおいしそうだということも判明。ゆえに旅行にも最適!この本を読んで、パナマについていろいろ知ることができ、さらにもっと知りたい、ぜひ行ってみたいという気分になりました。初心者にもわかりやすくおもしろく、かつ、踏み込んだ内容であること(運河をめぐる政治学などにも言及されており、大半のガイドブック等にありがちな薄っぺらな内容ではありません!)、図や絵が豊富に掲載されており学習用としての利用価値も高いこと!ゆえに5つ星!!
パナマに関する最高のガイドブック!
★★★★★
パナマ運河は世界の海上交通の要所で、日本の貿易にとって重要であるにもかかわらず、パナマのことは意外と日本人に知られていません。本書は、この運河を中心に、パナマの歴史から文化まで幅広い情報を満載したとてもお得なガイドブックです。これまでのパナマ本とは違って、図や写真もふんだんに盛り込まれているので、初心者にもとっつきやすいです。特に、1世紀近くもアメリカ合衆国に支配されていた運河を、パナマ人が苦労して自らの手に取り戻す歴史的過程は感動的です。
パナマに関する最高のガイドブック!
★★★★★
パナマ運河は世界の海上交通の要所であり、日本の貿易にとって重要であるにもかかわらず、パナマのことは意外と日本人に知られていません。本書はこの運河に関する情報を中心に、歴史から文化まで幅広い情報を満載したとてもお得なガイドブックです。これまでのパナマ本とは違い、図や写真も充実していて、私のような初心者でも具体的なイメージを膨らませて読む事ができました。1世紀近くもアメリカ合衆国に支配された運河を、パナマ人が苦労しながら自らの手に取り戻していく過程は感動です。また、日本との関係も思ったより深く、日本人が持ちがちな欧米中心の世界観を見直す良いきっかけを与えてくれました。