2作品はいいと思いました。「8.1」「ジェットコースター」


どっちも読みやすくて、ハラハラ感がありました。
でも薄っぺらいですね。
でも、そこをポジティブにして、読みやすいと捕らえます。


薄っぺらいといっておきながら、ジェットコースターには泣かされました。

短編集はおもしろいのとそうでないのと差が激しすぎる。
「黄泉の階段」は感動的で，最もおもしろかった。
「ジェットコースター」は最悪だった。
まったく意味不明なゲームを主人公が体験するのだが，そ
れがまったく意味不明。
でも，それ以外はまあそれなりに楽しめるものがあった。

ホラーとして読んだら、後悔します。
何しろ、怖くもなんともないので！
全作品に渡って作者の傾向が理解できます。
この作者の作品は、これを読めば十分です、他の作品も、すべて
この短編集と似たり寄ったりの設定で焼きなおしてるだけなので。

毎回、毎回、本当にワンパターン！

いくつか話しが入っていて、飽きずに読める。
私は中でもジェットコースターがおススメ♪
ちょっとした時にパラって読むのがイイかも！

タイトルにもなっている『8.1』はイマイチだった。
山田悠介さんはホラーに向いていないと思う･･･。
『写真メール』は続きが気になった。
なんとなく暑苦しい夏のイメージがついてて
山田氏の表現力もぐっと上がった気がする。
あと『黄泉の階段』はすごくよかったと思う。
最後の最後に『そうだったのか!!』っていう納得感とか
彼女のこと、主人公の気持ちとかがすごくわかって
とても面白かった。本当は単行本にしてほしいくらい。
単行本にしてもらって、彼女と主人公の話をもっと知りたかった。
最後の『ジェットコースター』は人間の醜さがよくわかる内容だった。
色々なヒトが脱落したときの場面場面が
似通ってなくて、最後まできっちり読めた。