あとがきでピチョンもいってるけど、言葉の躍動感を楽しみながらゆっくりゆっくり読むので、閉じるのが残念になる本なのだ。
そのロビンスが、一昨年日本のいくつかの大学に呼ばれたって言うじゃないの。ロビンス信者にの私は、次の翻訳はあるのかと待ちわびているんですけど、どうなんでしょうか。フェミの皆さんも注目よ~っ。
キャラクターにしても、みなそれぞれ真面目に世界から外れており、否定的なことといったら、宇宙的規模で果てしないものである。
だが、それでいて物語はなんの破綻もなく、完璧に進行していくからたいしたものだ。
あまりにも魅力的な親指姫を描いたこの物語は、アメリカを代表する忘れてはならない作品である。そう言いきっちゃう。