インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Even Cowgirls Get the Blues: A Novel

価格: ¥2,082
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Bantam
Amazon.co.jpで確認
みんなで公式マスコットの最初のアメーバにHpppy Birthdayを言おう! ★★★★★
10年前に読んだのにいまだ私の中では別格の1番となっております。冒頭の単細胞の序文なんて、声に出してなんど朗読したことか。

あとがきでピチョンもいってるけど、言葉の躍動感を楽しみながらゆっくりゆっくり読むので、閉じるのが残念になる本なのだ。

そのロビンスが、一昨年日本のいくつかの大学に呼ばれたって言うじゃないの。ロビンス信者にの私は、次の翻訳はあるのかと待ちわびているんですけど、どうなんでしょうか。フェミの皆さんも注目よ~っ。

うれしくなる本 ★★★★★
これはねえ、まったくもってうれしくなっちゃう本ですよ。まず、全体からにじみ出ているユーモアがいい。語り口の軽妙さが、まったく新鮮で壁に頭を打ちつけたくなるほど楽しい。
 例えばそれは、とんでもない前置きから物語へと入ってゆく各章の楽しさであり、例えばそれは、途方もない見事なまでのセンスを持った素晴らしい比喩であったりする。

 キャラクターにしても、みなそれぞれ真面目に世界から外れており、否定的なことといったら、宇宙的規模で果てしないものである。
 だが、それでいて物語はなんの破綻もなく、完璧に進行していくからたいしたものだ。
 あまりにも魅力的な親指姫を描いたこの物語は、アメリカを代表する忘れてはならない作品である。そう言いきっちゃう。

ロビンズの真髄、ここにあり ★★★★★
日本で読める数少ないロビンズの小説のひとつである本書は、生まれつき巨大な親指をもつ少女、シシーの物語である。シシーの、半ば障害的な親指は、話の描写の中心でありながら、実はそうではない。ロビンズ流の一種のヒネクレはシシーの親指の周りを「回転しながら読者に笑いかける」のだ。ストーリーの表面は、シシーのロードムービー的なヒッチハイクの情景や、ユニークなカウガールたちの活躍に彩られてはいるものの、この小説の本筋は、(障害を持つ)美しい少女が、いかに二項対立のバウンダリーを超え、自分自身の自由を獲得していくかというプロセスそのものなのである。著者のロビンズは近代で確立した個人主義やキリスト教中心の西洋文明にさまざまな形で文句(というかロビンズ流には注文?!)!をつけていることでも有名である。彼の主張に賛同するも、そうでなくも、是非一読をお勧めしたい。ロビンズのエッセンスを踊るような言葉の端々からも感じ取り、いままで私はなんでこんなに自分のアタマをつかってなかったのか!と後悔すること請け合いである。私も2回よんで、2回ともロビンズに「やられっぱなし」だったのだ。こう書くとシシーにおこられそうだが、最後に、「甘~~~~い!!」の一言を、付け加えておこう。