少女アンのロマンティックな物語
★★★★★
一巻から順に読んでいますが、三巻が最も楽しめました。幼い頃のおてんばアンも魅力的ですが、大人へと成長していく美しいアンの魅力も溢れんばかりです。三巻の見どころは、幼なじみで大学の同級生でもあるギルバートとの恋の行方。突然アンの前に現れるロイの存在も気になります。また、新たな地で出会う新しい仲間との眩い生活や、Avonleaの懐かしい友達の近況の変化にも終止溜め息が出てしまいます。私はちょうど三巻のアンと同年代なので、アンと同じ気持ちで始終読めました。先を知りたくて、後半は加速をつけて一気に読み進めてしまいました。この世界中の少女が愛して止まない名作が、忙しい毎日の中で深呼吸のような一時をもたらしてくれます。