この本ではアンが本当に大人になったなあと感じる。落ち着いた物腰、家をとりしきる様子、隣人とのつきあい… これで25!昔の人は大人になるのが早かったのね。もちろん、年相応の無邪気さ、子供のような柔らかな心は健在。ギルバートともうまくやっている。どこにいっても愛されるのは同じで、ここでも良い友達ができ、生活を楽しむアン。近所のミス・コーネリアやジム船長など、個性的な面々が彼女の生活に彩りを添える。
どの本もあっと驚くような話があるが、これも例外ではない。アンの行くところがそうなのか、プリンス・エドワード島がそうなのかはわからないけれど… 楽しめる一冊だ。