最高ですね!! ファン以外の方にも心からお勧めいたします。
★★★★★
今や、Liverpool FC のみならずEnglandのFootball史に名を残すことは間違いない名選手となったGerrard。威風堂々と闘志溢れたプレーからは想像できないほど、シャイで、ただただ、Footballが好きで好きでしょうがない少年の内面が飾らぬ言葉で語られています。
決して経済的に恵まれているとはいえない環境で、それでも家族、親戚が仲良く助け合って、子供たちを厳しくも暖かく見守り、できる限りのサポートをして子供の才能を最大限に伸ばしたGerrard一家のすばらしさ。
「子供のころから、朝食、夕食は、必ず家族揃って食べていた。」
「父は試合のある日(土曜)はパブに行っても、必ず Today's Match (BBCで夜10時から放送)の前には帰ってきて、子供たちとソファに座って皆で一緒に観た」
「経済的に苦しくても、子供たちの食べ物は必ずカップボードにたくさんはいっていた。ただし、ちゃんと食事を済ませてないと、食べちゃだめだけどね」
「母は、ユニフォームをシミひとつないように手入れして、いつもアイロンをぴちっとかけてくれた。アカデミーの練習ウェアでも、そうだった。」
彼は子供のころからの親友Michel Owenよりはるかにデビューも遅く、England代表養成学校でも最終選考でもれ、(なんと、背が小さかったかららしい!)、U-代表にもなれず、もの凄い挫折感を何度も味わっています。でも彼を常に励ましてくれた家族に支えられ、挫折の度に立ち上がり「絶対に負けないぞ!」と、彼がどんどん成長していく様子は本当に感動的で、ページをめくる度、笑って、喜んで、泣いて、そして感動の連続でした。
心から推薦する一冊です。
まだ全部読んでないので★4つ
★★★★☆
あの多忙な生活を考えると、おそらくほとんどがゴーストライターによる
記述だとは思うが、主語が ”I” なので、彼の言葉として読める。
これを読むまで、ジェラードのようなトップクラス選手であれば、
先発から外れてもそれは戦術上納得済みで、傷つかないと思っていた。
でも、ドイツW杯スウェーデン戦で先発しなかった時、
彼がいかに悔しい思いをしていたかを知った。
そしてその試合、途中交替で出てすぐにゴールを決めたのだが、
かなり気合いが入っていたのもわかった。
こんな風に、様々の試合を回想している内容。
また、ベッカムのような派手さはないが、家族への愛も相当のもの。
日本人の感覚からすれば、「わーお!オノロケ?」という程に。
ジェラードへの個人的な興味はもちろん、世界でもトップクラスの
プロ選手の生き様がわかって、非常に興味深い本である。
ランパードやリオなど、同様の本も読んでみたいと思った。
彼の話す英語は独特で聞き取りにくいが、英文は普通。
写真も豊富で、本国イギリスでは小学生も読んでいるとのこと。