インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

リチウムイオン電池物語―日本の技術が世界でブレイク (CMC books)

価格: ¥528
カテゴリ: 単行本
ブランド: シーエムシー出版
Amazon.co.jpで確認
開発のリアル・ヒストリー ★★★★☆
二次電池の最近の発展には目をみはるものがありますが、
リチウムイオン電池の実用化がその大きな節目であったことに
異論を持たれる人はいないでしょう。
本書では、リチウム金属電池→リチウムイオン電池にいたる開発の過程が、
非常に生々しく語られており、他に類を見ないものとなっております。

特許の抑え方など、ははぁ、こういう所で抑えるのか!という感じで
勉強になりました。

ただ、例えば電極塗布を行う基板がなぜアルミでなければいけなかったのか?
といった部分など、技術的解説が少ない所もあり、少々物足りなく感じもしました。
タイトル 笑って楽しめる“プロジェクトX” ★★★★☆
 携帯電話やノートパソコンに使われているリチウムイオン電池は日本で生まれた新技術だそうだ。本書はその開発者である著者が、開発の苦労話、発明・特許について“熱く”語ったものである。

 開発者の苦労話というと「専門的な話が多い自慢話かお説教で、あまりおもしろくないもの」を想像するが、本書はちがう。著者の吉野氏は「科学者」に対して我々が抱いている堅いイメージとは正反対で、ユーモアも多くサービス精神に富んだ文章を書いてくれている。マンガっぽいイラストも笑いをさそう。
 なかでも実験試料が原因で部下が刑事に事情聴取される、という事件には笑ってしまう。銀行強盗が使った手製の催涙スプレーの特殊な成分と部下が入手した試料がたまたま一致しており、来訪した“目つきの鋭い2人の男”に尋問された、というのだ。上長である著者が説明してやっと納得してもらったのだが、こんな事件が起こっても、刑事さんと名刺交換したのはこのときだけ、とメゲる気配もない。

 もちろん、世界に通用する製品の開発をするのは大変な苦労を伴うのだが、つぎつぎと立ちふさがる課題にアタフタする様子を、「大変な暗礁に乗り上げた」とか「悶々とした正月」と赤裸々に述べているし、「気が付かなかった世紀の大発見」などと失敗体験も紹介している。
 感動を押し付けることのない本書は、「笑って楽しめる“プロジェクトX”」である。

 他にも、悪魔のサイクルとの正しい付き合い方、基本特許も大事だが関所特許はもっと大切、など開発者の参考になりそうな話題も豊富。得した気分になる本である。

わかり易かったです! ★★★★★
デジカメの電池がリチウムイオン電池に取って代わったとき、今までの電池と違い何と長持ちするんだろうと感心した。そのリチウム電池の誕生物語。専門用語をなるべく使用せずわかり易く説明してくれるので、門外漢でも挫折することなく読めた。特許の話や「悪魔のサイクル」の話など技術屋にとって参考になる話も紹介されている。個人的希望を言えば、企業の研究者ならではの苦労など人間的な部分をもっと聞かせて欲しかった。プロジェクトX的なものを期待するとちょっと肩透かしかな?と思いました。