一度鑑賞を
★★★★★
これは素晴らしい作品。監督の佳作ですね。
何故に日本ではDVDにならないのか、不思議です。
もはやテレビでもお目にかかれない。
是非にと願っています。見て損は無いですよ。
耽美的ホラーの歴史的傑作
★★★★★
邦題「血とバラ」。1960年にフランス耽美派の鬼才ロジェ・ヴァディムが撮ったこの映画はカルト的なファンが多いことで知られる、耽美的ホラーフィルムの歴史的傑作である。オリジナルはカラー、スコープサイズだが、このビデオはトリミングされているようで残念だ。途中モノクロームによる度肝を抜かれる幻想シーンが挿入されるが、劇場用商業映画において、ポランスキー以前にこういう手法を使う監督がいたことに今のファンは驚かれることだろう。自分の撮る映画の出演女優とは必ず結婚しているか、手を出しているか(ブリジット・バルドー、アネット・ストロイベルグ、ジェーン・フォンダ、カトリーヌ・ドヌーヴ)のどちらかであるドンファン監督だが、この映画の主演女優であるエルザ・マルチネリとは何故か噂が無かったようだ。それが影響しているのかどうか、この映画の持つある種の気品が、他のヴァディム映画からも屹立した存在にしている。
奥様ご披露映画の傑作
★★★★★
トニー・スコットの「ハンガー」の原型みたいな映画。レズビアンムード濃厚で怖いとうよりも怪しく美しい映画。ちょっと常軌を外したエンディングが理解できない怖さがありました。ロジェ・バデェムの奥様ご披露映画としての一面をもつ作品がホラーなんて素敵だ。