今作、最初は、なに??スクリッティがちょっとジェネシスやミスチルみたいな音楽をやってるよ。。。。と驚きと困惑の連続でした。しかしあいかわらず聴く度に、新鮮な感覚がもらえるし、発見がある。おしゃれできらきらした感性はあいかわらずです。前、前作の作品ではエレクトロ・ポップな音でやっていましたが、音は代われど、なんとも涼しいロマンチックな気分に浸れるメロディーラインは健在です。
完璧主義なスクリッティ・ポリッティらしいクオリティーの高さ。グリーンは神経症?らしいのですが、私はそんなグリーンの才能のおかげで精神を落ち着かせていただいてます。今作では前作のような曲より1、9、6,10曲目のような曲が私の好みです。中世的な声もいいけど歌唱力もすごいと思います。
それで、次の作品はいつ出るんでしょうか。
予想外の生の音にビックリ。でも、音作りのセンスとグリーンのヴォーカルの個性はさすがです。以前よりヴォーカルが際立っているような気がします。個人的には相容れない音楽性ですが、ブランクを感じさせない「コクもあるしキレもある」音楽構成で、星4つあげちゃいます。
始めのうちはちょっとびっくりしたけど、グリーンが曲を書いて歌えば、やっぱりスクリッティになるんだね。で、よーく考えれば、スクリッティはデヴューの頃から常に変化してきたというか、そのときのグリーンの興味が如実にサウンドに現れているんだよね。このことは、このアルバムで改めて気づきました。
アルバム全体のできは、まあまあいいのではないでしょうか?おかえりなさいという感じで、ちょっとおまけして、星は4っつにします。