ピアジェの認知発達の道筋を行動分析学の立場から解釈がなされている本です。ピアジェの認知発達を学びながら,どうも納得ができない方におすすめです。また,行動分析学の立場から介入を試みながら,認知発達の立場の方からの攻撃に曝され,うまく説得できなかった方(私です)は必読の書だと思います。内容は,一般向けと言うよりはある程度の認知心理学・行動分析学の知識がある方でないと理解が難しい部分が多いです。
最初にも書いたように行動分析学の立場からの解説書なので,行動分析学への偏向もかなり感じられますが,上記のような方で自分の立場を明らかにしたい場合にはよい一冊だと思います。