『だめんず・うぉ〜か〜』第七巻出演の著者による第一級のヒモテクノロジー本
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倉田真由美の『だめんず・うぉ〜か〜』のファンで愛読者の私。
第七巻に
「くらたま対ヒモのプロ」
として登場したこの本の作者の、
「例えばですね〜、交差点で信号待ちをしてる時、前にいる女子に、わざと鞄をぶつけます。 そんなとき、相手から
すみません!
って自分から謝ってくる女。こういう人は自己否定型、親に愛されてないヒモられさんになりやすいタイプですね〜」
といった調子で『だめんず・うぉ〜か〜』全巻の中でも出色に面白かった。
それでMr.鍵の文字を検索して鍵英之さんの一連のこの本とかに辿り着いた。
面白かった!
恋愛・ナンパ本のなかで本書こそベリーベスト1!
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脚注が多い本なのだが、その俳句のような読み飛ばししてしまいそうな小さい文字で書かれた小ネタにまでいちいち含蓄にあふれている。人を食ったタイトルからプロローグの歌舞伎町の老舗ホストクラブ「愛」の売れっ子ホスト・羅美さんとの「ヒモ対ホスト対談」なんて企画も鍵さんが考えたのか、編集者なのか、ともかく端から端まで全ページ面白い。いいと思います。
十年以上前に書かれた本とは思えないクオリティ
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書評誌ダビィンチでヒモ男のテクニックと本音 という巻頭特集のトップに、鍵英之がナンパの聖地・美人の郷・秋田で、編集部に尾行、密着されながら次々にナンパを成功させるルポを読んだことがある。出版業界では当時の編集長・亀谷誠氏は辣腕で広く知られ、島旅の楽しみなど、斬新かつ興味しんしんな企画を次々と打ち出しておられ、ダビィンチの黄金時代を築いておられた。ヒモ本特集を最後に急逝されてしまった亀谷誠さん。彼がその最後のダビィンチで四ページにわたり遺言のように読者に紹介されたのがこの完全ヒモマニュアルである。
10年以上前の本ですが今でも使えそうな内容です。
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完全ヒモマニュアルという日本全国の女性を敵に回しそうな名前の本です。ただ私はこの本のタイトルに惹かれて購入しました。彼はダメ男ということを卑下するのではなく、それを活かして女性のご厚意にあずかろうと説いております。とにかく女性のカウンセラーとなることで、セックスと、お金をいただくという、セックス付カウンセリングのススメです。本の内容もとても面白く、現在も重版が出ているのはむべなるかなと思う。今の時代にも受け入れられている本だから、重版が出るのであろう。今、サラリーマンの給料は減少の途を進んでいる。しかし、この本は女性のお力を借りることでしぶとく強く生きていこうと思う今の時代を生き抜くための処世術の宝庫でもあります。読んでいるだけでクレバーになれるお勧めの本です。
不朽の名作文学
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作者 鍵英之の頭脳が冴え渡り、その文章力が遺憾なく発揮された 一代記。早稲田大学政経学部経済学科で生涯賃金の研究をして ソニーに入社するも、女性との体験人数・生涯人数を追求しようとエリートコースをきっぱり捨て脱サラ。ヒモになる、という人生。面白すぎる!