この本はむしろ読まないほうがいい
★☆☆☆☆
多分、生きていくのに疲れたり、
迷ったりしている人を対象にしているはずの
本のはずですが・・・。
私の一番ひっかかったのは、
仕事のくだり。
今の仕事がどんなにつまらなくても
お金を稼ぐ方法だと考えて
続けるというまでは、まだよかったです。
ところが
この仕事に就きたかったけど
不採用になった人もいるというあたり。
だからこそ、ありがたく働くべきという著者が
???ですね。
この人はほとんど会社員勤めをしたことがないようですが、
我慢をして働いているからこそ
過労死や心の病気が蔓延している現実を知らなさすぎです。
むしろ労働者よりシステムや組織を中心に考える社会で
どれだけ自己犠牲をしても
きりがない、そのことにもっと焦点をあてるべき。
とにかく甘いです。現実認識が。