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証券化のリーガルリスク

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本評論社
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※初版です。表紙に小よれ・微きず、中身に約6P程えんぴつによる書き込みや消したあとがある状態です。
証券化関連の重要書籍 ★★★★☆
証券化商品の世界は流れが速く、格付対比で高(好)スプレッドを保っていたと思ったら、資金の流入が止まらずどんどんスプレッドが縮小していく一方である。
そこで後から後から新たな商品が出てくるわけであるが、投資家としてはここらで腰を落ち着けて証券化商品のリスクについて考えてみるべき時がきているのではないだろうか。ムーディーズのレポートがどんなに美人のマネージャーによって書かれたものであっても、それを鵜呑みにすることはプロとして恥ずかしい行為だ。
そんなときに本書はリーガルリスクという、人によっては見過ごしがちになる分野について詳細に論述している。リーガルリスクとはスキームリスクのことだ。これを理解せずに証券化の何を理解したといえるだろうか。
文章は如何せん読みづらいかもしれないが、その述べるところは非常に重要だ。デスクに忍ばせてリファレンス的に使うのもよいだろう。
願わくば、この本は数年ごとに内容をアップデートしてほしいものだ。
実力派 ★★★★☆
その名の通り、真正売買、倒産隔離を実現するための
リーガルストラクチャリングに焦点を当てて書かれている一冊。

証券化の様々な手法について、精緻な考察を加えており、
入門テキストで一通りの知識を得た上で読めば、
一気に理解を深めることができるだろう。

参考文献も豊富に紹介されており、更なる研究にも資するものとなっている。

ただし、考察にかなりの文字数、ページ数を用いており、
手っ取り早く証券化の法的構成について学びたい、等の
ニーズにはあまり向かないかもしれない。

個人的に気になったのは、巻末注を多用しており、
いちいちページを繰らなくてはいけないこと。

さておき、使い方は選ぶがなかなかの良書。今後も折に触れ参照していきたい。