環境関連の内容はうすいかもしれません。
★★★★☆
中学入試用にまとまった2009年の出来事集
構成は、まず私立中学の先生へのアンケートによるニュースTOP20が
カラーのページで構成されています。
2009年のニュースは政治経済・国際社会・変化する社会と環境・その他と
4つの章で各章4つから6つぐらいのトピックを扱っています。
各章のおわりには確認問題、そして各章から予想される問題を
穴埋め形式、記述形式でこの本の3分の1を占めています。
まず2009年の範囲ですが、2008年10月後半から、2009年10月前半までで
話題になった、「予算」(過去最大の国債)「仕分け」などの内容は
網羅されていません。世の中これだけ「環境」と騒いでいるのに
環境関連は、1トピック4ページと少なく、話題のLED電球などには
触れていません。
とはいえ、よくぞ2009年の話題を小学高学年にもわかりやすく
且つ、難しい内容をかみ砕いて説明している本は、大人の私が
見ても有益ですし、子供にここまで説明できるかというと
私にはできないぐらいぎっしりと内容がつまっています。
各ページの編集も見やすく、しっかりしているのは、
常に教材を新しく作っている力を持っているSAPIXならでは
ではないかと思います。他の教材とは比較していませんが
かなり良いのではと思います。