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A Comprehensive Grammar of the English Language

価格: ¥23,845
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Pearson Japan
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伝統的な文法の枠組みでの集大成 ★★★★★
英文法書は数知れずありますが,緻密さや記述の丁寧さにおいて本書を超えるものはないと言えます。20年も前の本ですが,当時の段階での生成文法などから得られた知見も盛り込んで,かつ伝統的な文法の枠組みのなかで英文法の全体像を描いたものです。現在ではデータ分析に基づく,Longman Grammar of Spoken and Written Englishが本書を引き継ぐものになっていると思われますが,体系的という点では今ひとつと感じています。それと本書を融合したものが出てくればと願っています。批判するにしても,土台として積み上げるにしても本書は英語の仕組みに関心を持つ人の必携の書と言えましょう。
広辞苑並みに分厚い文法書 ★★★★★
最初に断っておきますが、この本は第一線の英語学者たちが現代英語の文法や用法を包括的かつ仔細に記述したものであり、
したがって直接的には、一般の英語学習者たちにとっては全く無用の長物で、受験生にとっても完全に不向きです。
主に、英語という言語を研究する人たちのもので、ちまたの英文法書とは全く趣を異にする、と言って良いでしょう。

「Quirk et al.(1985)」と聞けばその分野の人はすぐにピンときますが、その前身となる文法書も含めて、この本は現在、
英語学の諸分野の文献で、必ずといって良いほど参考文献に挙げられている文法書です。
現在容易に入手可能な英文法書としては、随一のものであるといっても過言ではありません。
無論、これを参考にしている英語学者たちもこの本に盲目的に追従している訳ではなく、これにも様々な「穴」があることを
充分承知の上で、様々なかたちでこれを「利用」しているのです。場合によってはその記述を否定することさえあるでしょう。
しかし、他にも大規模な文法書が数々編まれ、さらに出版から20年以上経った現在でさえ、この本が未だに用いられているということは、
それだけその記述の相対的正確さ、詳細さに信頼が置かれているということです。
電子コーパスが今ほどに発達していない時代に編纂されたことを考えると、その凄さはなおのことではないでしょうか。

この文法書の古いことによる欠点ばかりあげつらう人もいますが、これを十分に使いこなす実力のある人だけが、
ごく最近出版された『Longman Grammar...』や『Cambridge Grammar...』などを使いこなせるのではないだろうかと思います。

高い権威を持ってはいるが・・・ ★★☆☆☆
コンピュータが未発達の1985年という時期に、
このような体系的に優れた、まさに「包括的な」英文法書が編まれたということは、
驚きであるとともに、今でも高い権威を保っていることも納得できる。

だが、20年経った今でも内容に関しての再考が試みられていない、すなわち改訂がなされていないというところには、
編著者及びその弟子たちの無反省な“lazy contentment”を窺うことができるのではないか。

現在、Huddlestonらによる“The Cambridge Grammar of the English Language”(2002)なども登場し、
包括概観的な文法書は飽和状態に達しているともいえる。
そこで今こそ、ある特定の文法理論や場面設定に立脚した、いわば各論的な英文法書が求められているのではないか。

現にドイツ語、ロシア語などにおいては、
文法学者たちによる積極的な分野別文法書が数多く編まれているように思われるのである。
地球規模化に伴い英語の重要性、多様性がますます叫ばれる現代、
世界の英文法学者たちも、他言語の文法研究の勢いに追随せねばならないのだ!

いわずと知れた、現代英語文法の金字塔 ★★★★☆
現代英文法を終わらせた本。その包括度、緻密度、分析における洞察力は
他の追従を許さない。文法において、この書をもってして解説できない
ような要素はまずないといっていいほどである。伝統文法の流れを汲む、
記述言語学の集大成とも言えよう。しかし、逆にその子細さが、初学者
にとってはむしろ有害になることもある。持ち主を選ぶ、誇り高き文法の
王者である。