可愛い子供用のミシンの写真、アンティークの手芸用品、手作りの簡単なものから大作まで、写真とエピソードが語られています。
手芸が純粋に好きで、歴史や外国の手芸事情が大好きな人ならば、絶対楽しめるでしょう。
著者の茅木さんは、本当に幸せな子供時代をすごされたようです。
手作りを楽しんだ母親とともに。
そんな幸せな時間をともに過ごせる本だと思います。

いつもながら、写真集のような本です。
そして、今回もまたシンプルで素敵な作品ばかりです。
紹介してくれているアンティーク作品も、素敵で可愛らしいものばかりです。
シンプルだからこそ、いつの時代にも受け入れられ、時代をついでいくことが
出来るのでしょうね。
そんなことを思った今回の本でした。

いつもの茅木真知子さんの本とはちょっと毛色の違う本です。
のみの市で見つけたハンドメイドの物をモチーフに、茅木流にアレンジした作品集です。
アンティークの手芸雑貨の写真も興味深いですが、茅木さんの作品はやはりデザインも
仕立てもきちんとしていておしゃれ。う〜ん、さすが！と感じずにはいられません。
クロスステッチやアウトラインステッチのバッグやエプロン、ヨーヨーやパッチワーク
キルトの雑貨、編み物ではポットホルダーやエジング、モチーフ編みのバッグやひざ掛け
などが載っています。このモチーフ編みのショルダーバッグやひざ掛けはぜひ作ってみたいです。

この本を見て、自分の作っている物もいずれは時代(の一部)を反映するものになり、
娘や誰かの手元にひとつでも残って、大切にされるものがあればいいなと思いました。

ですが、アンティーク雑貨も茅木さんの作品もどちらも量が少なめ。
ボリューム的にはやや満足度に欠けるかもしれません。ということで☆４つ。
アンティーク風の作品を作りたい方や、松浦香苗さんのファンの方にもオススメです。