Clap Your Hands Say Yeah
価格: ¥1,159
クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーは、このセルフ・タイトルをつけた自主製作のデビュー・アルバムをメイル経由で2万枚近く売りあげ、熱心なMP3ブロガーたちから多くの支持を受け、ローリング・ストーン誌のホット・リストに選ばれた。疑問を抱くのは簡単だ。アルバムはあなたに"さあ、手を叩いて!"と懇願するカーニバルのような叫びで始まるのだから。だが、アーケイド・ファイアやインターポールが好みの人ならば、このアルバムを聞き続けることだろう。ボーカリストのアレック・オンスワース率いるこのブルックリン出身の5人組は、彼ら自身のジョナサン・リッチマンを見つけ、まじめな顔で「The Skin of My Yellow Country Teeth」のようなものを歌える、叫ぶ変人を見つけた。一方、音楽そのものは典型的な調子はずれのプロデュース、何でもありのアプローチで純然たる豊富な内容を含んでいる。こうした迷走は「Let the Cool Goddess Rust Away」、「Upon This Tidal Wave of Young Blood」などで深い明晰を手に入れる瞬間を生むことになった。有望なスタートだが、拍手喝采はいましばらく様子見で。