評価が高いようですが・・・
★★☆☆☆
話に一貫性が無くて、私には非常に理解しにくい本でした。まず第2章から読むといいのかもしれません。第1章から読むとさっぱりわかりません。
「本当はやさしい」とはほど遠いように思いました。
統計手法の説明は少しわかりにくい
★★★☆☆
著者らは有名な論文で使用されている統計手法を直感的に理解させるように考慮しています。
しかし、段階的に理解させるようにはなっておらず、いろんな前提が説明なしに出てきます。
説明が急に飛躍するところもあり、この本で統計手法の勉強をするのはやめたほうがいいでしょう。
私がバカなのかもしれません。
ただ1章と3章は勉強になりました。
2章だけ独立させて詳しく解説してくれる本が出版されることを期待します。
ほんとうにやさしく書かれていた。
★★★★★
医学の知識が全くないのに医薬翻訳に興味を感じ、通信講座を受けた。その中で臨床統計が分りづらかったので本を探したところ、これが最も読まれているようであった。医師向けなので難しい部分は飛ばすとしても、臨床統計の概要が分れば翻訳の一助になるのではと思い購入した。本を最初に手にしたところ、文章が比較的大きく書かれていて要点が簡潔にまとめられているようであった。実際に読んでみると、解析で使われる代表的な統計手法がグラフや表を用い、理解しやすく書かれていて翻訳のために非常に参考になった。おかげで講座の統計解析の訳は誤訳がなく満点であった。英語の論文と日本語訳も幾つか実例として載っているので、医薬翻訳を学んでいる方にお勧めの1冊である。
論文を読むための統計学入門。
★★★★★
標準治療法を確立するような一流論文を調べ、それに使われている統計方法を概説するという革命的な内容です。逆転の発想ですばらしい!!の一言。
論文を読んではみたが、大学の統計学で習ってない統計方法ばかりで意味がわからず困っている普通の研修医などに最適の内容です。
一流論文を研究デザイン別に分類しそれぞれの統計手順を説明をしています。また一流論文だからといって持ち上げることもなくだめな部分のだめだしもきちんとしています。
174ページでポケットサイズ。図も多く文も平易です。
まとめ:論文を読んでいるが統計がわからずに困っている人に最適。研究デザイン別の統計パターンを知ることができるのが非常に有益。論文を読むための統計学入門書。
EBM落ちこぼれのコソ勉に
★★★★★
臨床統計を数学に偏らず、なるべくイメージしやすいように絵や図を使って説明されているところが他の本にはないこの本のいいところではないかと思います。
どの論文(有名どころ)にも使われているような統計手法は、もはや知っていて当たり前という状況のなか(もはや質問できない・・・)、一人でコソ勉するにはもってこいではないでしょうか?
実際の論文を使って丁寧に解説してあるところも、知識の応用を意識しており、知識の羅列が多い他の本にはないすばらしいところです。
難しい内容を含んだ章もありますが、3日で読める内容にまとまっていると思います。