デザイナーのピーター・オプスヴィックは、幼い息子が大きすぎる大人用の椅子に座ってテーブルに手が届かず困っている様子を見て、1972年にトリップトラップをデザインしました。当時、赤ちゃんのためのハイチェアと大人のための椅子はありましたが、赤ちゃんから大人まですべての人が使える椅子はまだなかったのです。だからこそ、ピーターのデザインはとても革新的だったのです。椅子のサイズを正しく調節するだけで、子どもから大人まで快適に座れます。研究によると、椅子が快適であればあるほど、お子さまはテーブルに長くとどまり、社会性と情緒を養う家族のふれあいに参加するという結果がでています。それゆえに、トリップトラップは単なる椅子ではなく、家族に欠かせないものとなり、次の世代にも受け継がれていくものとなるでしょう。

◆座板と足のせ板は奥行を調節できます。
座板の奥行きを正しく調節すれば、トリップトラップはお子さまの背中をしっかり支えます。足のせ板の奥行きを調節すれば、ひざの裏に適度な隙間ができるので、血流を妨げず、快適にリラックスして座れます。

◆座板と足のせ板は高さを調節できます。
お子さまのサイズに合わせて高さを調節すれば、お子さまが何歳になっても、テーブルに向かって快適に座れます。肘がテーブルの上で理想的な高さになるので、体の一部を緊張させることなく、スプーンを持ったり、食べ物を口に運んだり、ものをつかんで遊んだり、絵を描いたりなどの細かい運動のスキルを発達させることができます。

私たちの体はじっとしているようにはできていません。銅像のように立ち尽くして電車を待っている人はいませんね。私たちはすわっているときも、いつも姿勢を変えています。とりわけ誰かといっしょにいるときはそうです。どんな歳の人も、相手を見て、言葉を交わし、身振り手振りも交えてコミュニケーションをはかります。

もちろん子供も例外ではありません。

だからストッケの椅子は、しっかりとしたサポートで安全を確保しつつ、お子さまが自由に動いて、まわりの人々とふれあえるようにデザインされています。

トリップトラップはまさに、すわるだけではなく、さまざまなことを考えさせられる椅子です。
byPeterOpsvic

ストッケが1972年に販売を開始したトリップトラップは、子どもの椅子に革命をもたらしました。40年前にデザイナーのピーター・オプスヴィックの手によりこの世に生まれたトリップトラップは、流行にとらわれない上品でシンプルなものだったため、現在に至るまで世界中で販売されており、40年を経て、今もなお変わらないそのデザインは世代を超えて愛され続けています。

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