ただ、著者が指摘するように西洋医学万能論が間違っているのと同じで、著者の展開する東洋医学ベスト論も怪しいものです。特に、「ガンにも存在意義がある」とか「ガン細胞は血液を浄化する装置である」とかいう一節は、どうかと思います。
ちゃんとした批判力を持って読める人には、なかなかよい一冊。逆に、書いてあることを鵜呑みにしてしまう人には、余りお勧めできません。