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デス・パフォーマンス―倒錯と死のアモク・ジャーナル

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 第三書館
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奇書だけどテツガク的 ★★★★☆
奇書である。だけれど、これも人の営みなのだと思わされた。

世の中には、ほかにもたくさん子供に見せられないことはあって(裁判もせずに「犯人」を決め付ける警察とか、裁判しても冤罪を見抜けない裁判所とか)、子供と大人は生きる領域が違うのだ。
そんなことを、確信させる一冊でもある。

「幻想とは」そして「リアルとは」を考えさせるテツガク的な本。
万人に薦めはしないけれど、サブカルに強い第三書館の面目躍如たる本だ。
興味本位な切り口 ★★☆☆☆
異常な状態で発見された遺体の解剖学的所見を記した医学論文の中から、
センセーショナルでかつ理解しやすい箇所のみを抜粋して訳した記事と、
風変わりな趣味を持つ人々へのインタビューが収録されている。

死に興味を持つティーンが読んで傾倒しそうな本。
真面目な本ですが ★★★☆☆
もっと恐ろしいものかと思っていたら
「滑稽」な印象が強かった
真面目な本ですが正直ぷっと吹き出してしまうこともありました
「え そりゃお医者さん 困っちゃうよね・・・」って
軽いこともないけれど
世の中にはイロイロあるね
異常な快楽を求める人達 ★★★★☆
何をもって異常とするのかは結局個々の判断によるとは思う。しかしこの本に記載されている事例は医学的にも特異なものであるはずだ。医学関係者の研究論文を編集してまとめた内容であり、誹謗されがちなこの手の行為も客観的に見ることが出来る。悪意に満ちた描写は一切ない。

自慰死・・・首吊り(脳内酸素量を減らす)ことで快楽を求める行為自体はそこそこ知られた行為ではないだろうか。私自身は認識していた。それらの行為は死と隣あわせであり事故死することも多いのは第三者からみれば当然の事だろう。事故現場及び故人の素行調査から行為を考察している。
頭蓋貫通・・・頭蓋に穴を穿つことで脳髄液をだし脳圧を下げ脳内血流量を増やす。それにより常時ハイになることを目的とする行為。研究熱心なドラッグ常習者による究極の行為にしか思えなかった。結局外科的処置をしてくれる医者が存在しないため自己貫通を選択せざるを得ないので更に蛮行イメージが強くなる。
自己去勢・四肢切断愛好・・・ここら辺になると精神医学での分析中心になってくる。重度の精神分裂症などは俗人の私には異世界にしか感じられない。

他にもホステージ・ハルシネーション、獣憑き等どこかで耳にしたような事例にも触れられている。これらの行為はサスペンスやミステリー等のフィクションの作品でも取り上げられる事も多く、それらの予備知識として読むのも悪くないだろう。

いろんな人がいます ★★★★☆
内容は1章"自慰死"、2章"頭蓋貫通"、3章"自己去勢と四肢切断愛好"、4章"サイキアウト"
異常な自慰により死に至った人々、頭蓋貫通を成し遂げた3人の人々、
去勢衝動、四肢切断衝動に駆られる人々(先天性奇形の人の話も有り)の紹介
等々。

写真が付いているので解り易いですが、

死体、奇形なんかが苦手な方は止めておいた方が良いかもしれません。
また事例も相当異状な世界なので、嫌いな方だと気分を害すると思います。
私は1章は段々読むのが辛くなりました。(一番興味深かったのも1章ですが)
本全体が相当異常な雰囲気です・・。
只あまりに自分から遠い話で、興味深い、という意味で面白かったです。