条文解釈、事実、事実認定、主要事実・間接事実により要件事実の全体が明らかとなる！
要件事実が単に実定法の「要件」と同じ考えている人は、その誤りの原因を確認する必要があります。
裁判当事者の主張立証責任の所在という印象がありますが、個人的には、裁判規範として、裁判官の事実認定するべき事実の選定、法適用、判断の客観的ルールとすれば、学部4年生以上なら、理解できるでしょう。そういった意味で、裁判実務では釈明権の行使がキーポイントとなるのでは。
元裁判官ならではの、『スタンダード』な考え方だと思います。

これを読んで、要件事実を深く理解できました。

表面的な要件事実を覚えるのではなく、なぜそのような要件事実が導かれるのか等を一度深く考えておくことで、どんな法律構成においても、一応の要件事実を導き出すことができるようになりますし、何より、忘れにくいです。

要件事実論を足腰から鍛えたい方にオススメです。