剣術アクションを取り入れたアドベンチャーゲーム。シナリオは、プレイヤーの行動で分岐する、自由度の高いマルチシナリオ。弱者を助け続けてもよし、利のために悪に徹してもよし。さまざまなストーリーが用意され、エンディングもそれにあわせてたくさん用意されている。
プレイヤーが操作する侍は、六骨峠という場所で数々の騒動に出くわすことになる。時間経過とともに峠のあちこちでイベントが起こり、2日間という短い時間の中でさまざまな人と出会い、剣術を高め、強い刀を求めていく。1回はプレイ時間が2~3時間程度で、気軽に何度でも楽しめるようなつくりになっている。
また、剣術格闘だけのモードもあるので、アクションのみをたん能したり、いろんなキャラと対戦したり、必殺技の修得をすることも可能。「己の刀で道を切り開いていく」、そんな侍像をプレイヤーが見出せる作品だ。(岡田幸司)
未完成。それ故に獲得した自由度と爽快感
★★★☆☆
このゲームの中でプレイヤーに用意された時間はたったの2日間。
しかも、主要なイベントの流れは1日目でほぼ決まってしまうという、とんでもなく短いゲームである。
大手のゲーム会社ならば体験版として配布するだろう規模の、コンパクト過ぎる作品だ。
はっきり言ってしまえば、この作品は未完成品だろう。少なくとも、一般のゲーム会社が商品として
店頭に出していい品質に達しているとは言えない。下手をすると、廉価で売られているゲーム作品よりも
密度は薄いかもしれないという内容である。
しかし、僕はこのゲームに随分とハマった。何故か? それだけの魅力が確かにあったからだ。
基本的なコンセプトである「自由度」が、この作品には横溢していたのである。僕はそれに酔った。
主人公は、初めは無力である。しかし刀という力を手にすると、六骨峠という世界の中でプレイヤーは
文字通りの「自由」を手にすることができる。自分にとって望ましい技を揮える刀を手にし、
それを鍛えぬくことで自由度はより増してゆく。
力を手にすれば、後は望むままだ。規範や常識に従うのも、裏切りの快感を味わうのも、全ては自由。
自分の思うままの「侍」像を演じることができる。
このオリジナルバージョンには厄介なバグがあり、それは「完全版」では改善されているのだが、
その代わりにゲーム内容にも変更が加えられている(一部の技の変更、敵も"あわせ"を用いるなど)。
メモリーカードを複数枚用意して予備のセーブデータを複製すれば、一応のバグ対策となり、
このオリジナル版でもいくらか安心して遊ぶことが可能となるだろう。
セーブしにくっ!
★☆☆☆☆
一言で言うとイライラして疲れるゲームです。確かにみなさんがおっしゃる様に辻斬りしたり、ただ単に戦うだけの部分をとると、ストレス発散になるのですが。セーブ&ロードシステムには本当イライラしまくりですw
生か死のスリルが堪能できる
★★★★★
完全版(ベスト)を先に書いてしまいました…すみません。
タイトルにありますが、この侍では生への執着心がかなり増幅されます。死ねばゲームオーバー表示されるのは死の一文字、数秒でゲームセレクト(最初から始めるとか)に逆戻りです。そして帯刀していた刀(帯刀の限度は三本、鍛冶屋に頼むと一本だけ刀蔵に運んでくれてゲームオーバーになってもその一本は失わない。)故に戦うにしろ、言葉の一つ選ぶにしろ、あらゆる事で生きることに執着するようになるのです!
さて、完全版の方で戦闘を語って参りましたのでこちらではベストとの違いを。
ベストで改善、追加された点
●刀(斧や大鎌など色々合わせて計6本)が追加
●イベントの追加、修正
●刀の技に調整が加えられた
…etc
三点目では具体的に言うと侍ユーザーお馴染みの残月では万燈会の三段目が空振るようになったとかです。
対戦も熱いので是非友達となんかと買って、互いに鍛え上げた刀と腕で競うのなんかが私はおすすめです。
嫌いなとこ…まぁ直してほしい所は、やっぱり刀と技の種類を増やしてほしい。構えも剣豪2(元気より)並にあればうれしいですねー。自分で少し肘や手首の角度の調整して刀の持ち方にでパラメーターが変動するとか。技もほんの少しエフェクトを華やかにしてほしいです。
後すぐ飽きるという声を多く見受けられますが、少し工夫すると遊ぶ幅が広がりますよ!例えば雑魚ばっか斬りまくっていくら集まるかだとか。(笑)
だいすきです!
★★★★☆
初めてこのゲームをプレイしたとき、「うわ!カ●ゲーつかまされた!」と絶望に近い感情が芽生えましたが、やりこんでみると意外にはまりました。
とにかく世界観が美しくて、いつの時間帯でも「おぉー」と思ってついマップを無意味に眺めてしまったり、BGMが聞きたいだけで付けてしまったり。
始めは「侍もう終わってる時代じゃん…」とか思いましたが、そこが切なくて、また、そんな時代だからこそさまざまなキャラクターが居てよかったです。
また、始めは「うわ!感じ悪!!」と思っていたキャラ達も、何度もクリアしていく内に全員に何らかの信念があることが伺え、愛着が沸きました!
今ではあぁいったキャラでないと違和感を覚えるほどです(笑)
多くの人が不満に思ったであろうセーブシステムですが、私はあれでよかったと思います。やり直しの利かないところがすきです。
しかし、やりこみゲーならもう少しデータ管理をしっかりしてほしかった。セーブデータが飛びすぎです。
それを除けば、本当に面白かったです。
2やウェスタンもプレイしましたが、やはりこれの世界観が一番好きです。
設定に無理がある。
★★☆☆☆
まず明治10年という設定がおかしい。すでに侍の時代もおわり帯刀も禁止されてる時代だし。なんで明治10年という設定にしたのかが謎。アフロの黒人の侍とかイメージぶち壊し。自由度が高いのはいいんだけど時代背景は無茶苦茶。戦闘もしょぼい。画像も粗い。剣豪シリーズと比べるとしょぼくてやってられない。