X−Returns発売記念レビュー
★★★★★
このゲームの衝撃は、コンピュータ・グラフィックス黎明期のときに公開された「トロン」(こちらも近い将来続編が登場。それに合わせてゲームも発売されます)で主人公がコンピュータの世界に取り込まれたときに、ディジタルな地平に出没するワイヤーフレームで描かれた敵性動的障害物に遭遇した場面を目の当たりにした際の驚愕的歓喜に匹敵すると思います。モノクロ表現しかできないゲームボーイの画像能力をポジティブに活かすことによってワイヤーフレームの持つ空間性を非常に巧妙に再現しています。今でこそポリゴンは緻密でテクスチャー処理の飛躍により、その具現性には目をみはるばかりですが、アールデコスタイルのように、Xで構築された具象は時代の洗礼を浴びてチープに堕ちることなく、今でも革新的で魅力的に輝いています。気の早い話ですが、3DSの裸眼立体表示でこのゲームを遊んでみたいと思います。DSを持っているのですが、初代型なので、X−Returnsを遊ぶにはハードを買い換えなくてはならない。絵画技法をたのしく学べるソフトのようにパッケージ化の希望をこの場を借りて申し上げたい次第です。
続編超希望!
★★★★★
ゲームボーイでこれほどハマった物はないすね!宇宙戦車に乗り未開拓惑星を宇宙人の侵略から守れ!ゲームボーイのくせに生意気にもポリゴンを使っており、動きはさすがにガタガタしてるがかなり自由に動かせます。飛行時の浮遊感など、古いゲームとは思えない秀逸。広大なフィールドをひたすら疾走し情報を集め目標を探し出しロックオン!わずか10ステージながらミッションは多彩、内容は充実。そしてなにより音楽がかなりかっこいい。ゲームシステム、バランス、世界観構築も極めてハイセンス。全てがかっこいい!宇宙のどこか、星の海の彼方の惑星で、砂漠(想像)の地平を砂煙を上げてはしるメタリック(想像)な宇宙戦車…。徘徊する怪しい敵のメカ、浸蝕する謀略と破壊の魔の手…。極力単純化されたグラフィックとクールなサウンドが想像をどこまでも膨らませ、指にボタンを叩かせる。これこそゲームだ!!
その星の名は「テタムス2」!!
★★★★★
本当に面白いですよ!
時は未来、増えすぎた地球人を移住させる星を探し、ついに見つけたその星の名は、「テタムス2」。しかしそこはエイリアンがはびこる恐怖の星だった…。
プレイヤーは戦術兵器「VIXIV(ヴィクシヴ)」の搭乗者となり、エイリアン殱滅の任務を果たすというものです。
最初は画面が見づらいかもしれませんが、音楽や世界観や教官(笑)にハマればかなり楽しめます。
基本装備はレーザービーム(弾数無限で連射可能)ですが、マップの中に8ヶ所ある「レーダー基地」でいくつかの特殊兵装を装備、補充(ライフ、燃料の回復も)出来ます。
ミサイルを最もよく使いますが、ミッションによっては必須となりますので、結果的に全ての特殊兵装を使うことになります。
ミッションも、人型で二足歩行をする「ヒューマノイドミサイル」の破壊や、敵基地に侵入して内部から爆弾で破壊したり、空を飛んでいる敵と空中戦を繰り広げたりと様々です。
所々でザコ敵がいて、これを倒すとミサイル補充、ライフ回復、燃料補充のアイテムが獲得出来る他、1体につき、小さい星を1つ獲得出来ます。10個で大きい星1個になります。
これはデータロードに必要で、この他にミッションクリア時には大きい星もいくつか獲得でき、ロードするミッションが後になる程、それを消費する量が多くなります。
なので蓄めるとかなり便利です。ただし、蓄めすぎて大きい星を255個以上になると0に戻るのでそこは注意しましょう。
びろんびろんとシステムレビューをしてきましたが、面白さはやってみなければ分かりません。是非、プレイしてみて下さい!
ラストは少し感動(?)ですよ。
これもポリゴン
★★★★☆
シンプルなワイヤーフレームポリゴンで表現したキャラクター・背景は
ゲームボーイという制限のあるハードにおいて、開発者はまさに
レッドゾーンギリギリまで踏みこんだのではないかと思えるほどで、
まさに職人芸として堪能することができます。
古いゲームですがシンプルなポリゴンの妙味を、十分に堪能することが
できます。
教官最高!
★★★★★
おもしろい!
戦車(?)で惑星を縦横無尽に走り回る感じがすごくいいです。
いたるところにあるピラミッドに、高速でつっこむと、そのままバウンッと空に舞い上がり、飛行モードに入ることができます。荒い3Dですが、アニメーションがよくできていて、壊れる感じ、集結する感じ、爆発する感じが心地いいです。とても入り込める作品。知る人ぞ知る名作です。