クラシック、コンテンポラリー、フローラル、ロマンチック、カントリーの5つのスタイルのなかで、それぞれテーブル上のデコレーション、ケーキ、ブーケに至るまで詳細にアイデアを紹介する。グレーのリボンとローズマリーに包まれた白いナプキン、お米とラベンダーによるライスシャワー。キャンドルの束を贈り物に加えてみたり、ライラックの一枝を白いリボンで巻いただけのシンプルなブーケを作ってみたり。著者はこの本で醸し出そうとしているのは、きらびやかさよりも、上品で落ち着いた雰囲気。ウェディングだけでなく、ちょっとおしゃれなホームパーティーの参考にも。一輪のバラに始まり、記念の品々の保管まで、どきどきするような写真にヒントがいっぱい詰まっている。(関根美幸)
小さめで薄い本だし、美しい色使い・写真なので、ギフトにもいい。
この手のテーマがある洋書を買ったのは初めてなのだったからなのかもしれないけど「一体、何に使うのだろう?」ってのが感想です。インテリアの本ならば具体的に「こうしたい」という具体的な絵があることで、参考に出来るかもしれないけれど、ウェディングに関して、どれだけ参考に出来るのだろうか?
例えばネームプレートの作り方とか・・・あれが漢字で書かれていたらさぞかし感じも違うだろうとか思ってしまった。それは海外の文化だからという部分だけど、それ以外にも、椅子のデコレーション。あれは、自宅でウェディングをするなら可能だろうけど、レストランウェディングとかで、この写真のようにして欲しい!等といった要求を出せるのかせいぜい、写真を見せて「こういう雰囲気にしたい」とは伝えられるかもしれないけど、頼む相手もプロだろうから、その通りにマネするとは思えないし、それなら、この本でなくってもイメージを伝える手段があるような気がする。
美しい本で、この作者の他の本は色々持っていてセンスの良さは間違いない。ただ、日本の結婚式って、いくら東京とかで色々な形でもOKとなりつつあっても、これを取り入れるのには、それこそ映画「ゴッドファーザー」とか「ベストフレンズウェディング」のように自分の家の庭があんなで、全てを自分でコーディネート出来るような環境でないと、あんまり意味がないような気がした。
でも、もしかしたらホームパーティーとかのテーブルアレンジの本としては結構使えるのかもしれない…
色々書いたが、やっぱり美しい本だし、買っても損はないかも。