ちょっとおませな女の子「オリビア」シリーズの三作目です。表紙はスリラーですが、内容はとても楽しいです。絵本ですが、大人も楽しめる本だと思います。
タイトルにある「きえたにんぎょう」、オリビアのお気に入りで大切な人形が消えてしまいました。一体どこへ･･･？は読んでのお楽しみ、です。

今までの洋書の絵本のなかでは最高です！はっきり言って、ほかのOLIVIAのシリーズも全部いいです！可愛いし、笑えるし、あらすじもわかりやすく、日本人にも理解しやすいストーリーです。カバーはデザイン性もあるので、絵の変わりに飾っているくらいです。もちろん子供の英語レッスンにも使います！

前２作は洋書を購入し、今回の3作めは娘がいずれ自分で読めればと訳本を購入してみました。ですが、なんだか谷川さんのオリビアファミリーはテンポが和風な気がします。内容については、オリビアは今回ほとんど家の中。ちょっと狭い世界のお話で、現実的。前２作の夢見る子供のオリビアがちょっとお姉ちゃんになったのでしょうか。そしてマダムっぽかったママも今回は育児に追われる現実的なママです。私は前２作のオリビアファミリー感が好きでした～！

前作「OLIVIA」「OLIVIA SAVE THE CIRCUS」のOLIVIAは、
ホントに無敵な爆弾娘って感じがしたけど、
今回の作品は、OLIVIAがちょっと子供っぽすぎる。
それと何より残念なのが途中で展開が読めてしまう位、
話の流れがありきたりすぎ。

OLIVIAにはほかの絵本やキャラクターでは味わえない
スパイシーな展開を期待していたからちょっと残念。

だから、１作、２作目の強烈な印象に比べると、やや落ちる。
ネタがなくなっちゃったかな？って感じ。
次回はもっとOLIVIAに期待します！！

オリビアシリーズの三作目です！
オリビアのおませっぷり炸裂と言った感じで、前ニ作同様に楽しめます。

お気に入りの人形がいつの間にかなくなっていて、オリビアは大慌て！
「犯人は一体誰よ？！」
弟たちに尋ねても、知らないと言います。
お人形はどこへ消えたのでしょうか・・・？

意外に物を大切にしているオリビアの姿も、可愛くていいなぁと思いました。
イアン・ファルコナー氏の、絶妙なイラストも必見です！
ちょっと笑って、ちょっとほのぼの。
今回はそんなお話でした。