それ以上に、この少年の行動力には圧倒されました。
当時、この艦の艦長が軍法会議の席で不当に裁かれた事に気付き
その名誉回復運動を進めて行き、最後には政治の世界に飛び込み、
マスコミの取材も的確に対応していくようになるというストーリーが、
下手な映画よりも良く出来ています。
この本は、
1.世界最強の兵器を運んだ船が原始的な生物であるサメに襲われる
という皮肉
2.サメに襲われる極限状態の人間ドラマ
3.当時のアメリカ軍の中でも起こっていた組織の動脈硬化
4.一人の少年を中心にしたサクセスストーリー。
という物語が入っています。
ユニバーサルスタジオが映画化権を取得し、
クリス・ムーア監督製作の脚本作りも始まっているようです。