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Heuristics and Biases: The Psychology of Intuitive Judgment

価格: ¥4,715
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Cambridge University Press
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研究者必携、珠玉の論文集。 ★★★★★
 2002年、心理学者カーネマンをしてノーベル「経済学賞」を受賞せしめた、「行動的意思決定論」について、1982年以降に発表された主要な論文(大半が学術誌掲載論文)をまとめた一冊が本書。「意思決定」という、経済学の基礎となる現象をよりよく理解するため、近代の心理学や認知科学の知見がどのように貢献してきたかを示す、珠玉の論文集である。
 「行動的意思決定論」「行動ファイナンス」等に興味を持つ初学者は、まず「心理学が描くリスクの世界」(広田他著)を紐解くことを進める。興味が深まったら、本書を購入して損はない。この分野で修士論文以上の成果を目指す者には、必携の一冊と断言しよう。
 以下に、既出レビュー中の誤解を訂正する。
> "体系化が完全になされておらず、各論を綴じこんだもの"
本書は学術論文を取捨選択の上、編纂した結果である。原点たる個々の論文執筆者に、後にどのような他の論文とまとめられるか予見することは不可能である。従って体系化を求めても限界があるのだ。学術論文は、個々に完結した読み物であることを要求される。そうしたものを集めれば、各論の綴じ込みになるのは必定。上記の批判は、学術誌論文出版->専門書として編纂、という学問の慣行への配慮に欠ける。
> "歴史の浅い学問である"
既出レビューが引き合いにした「社会心理学」「フロイト」に比べ、行動的意思決定論の歴史が浅いという評価は無知の開陳。これらの起源を辿っても、ミード著作は20世紀、フロイトもせいぜい19世紀までしか遡れない。一方の意思決定論はどうか。史上最初のゲーム理論的分析は、パスカルの17世紀の論考とされる。また、意思決定論の中心概念たる「効用」を、ダニエル・ベルヌーイが提唱したのは18世紀。浅いのは、意思決定論の歴史ではない。既出レビュー筆者の理解なのだ。
行動分析学・心理経済学に本当に興味がある人向け ★★★☆☆
現在、行動分析学や、経済心理学(株式・債券市場論)を説明する本が出版されております。
本書籍は上記の理論のベースとなる資料の集大成ですが、歴史の浅い学問であるせいか、体系化が完全になされておらず、各論を綴じこんだもの、とした印象が強いです。

このため、初めて読む方にとっては、全体感を非常に掴みにくい書籍となっているため、基本を「簡単に」説明している日本語の書籍をお勧めします。

一方、既に「認知的不協和理論」等基礎的な社会心理学(フロイト系の心理分析学ではない)の知識がある方にとっては、社会心理学のさまざまな局面を分析する「資料」として造詣の非常に深い本としてお勧めできます。