古代マヤ文明の神話や歴史の物語はトールキンの「指輪物語」のような壮大な幻想物語のようで興味が尽きませんでした。敗者が神への生け贄とされた球技試合のお話などはローマの剣闘士物語にも似て、不思議な緊張感を得ました。古代の人間の時空間に惑い遊ぶことが出来るといえます。
高度な文明をもちながらも歴史から姿を消していったマヤ文明に関する知識を得る上で、出発点としてお勧めできる一冊です。