イラストのArthur Howardさん、この本、すごくのって描いています。猫のTabbyや犬のZekeが本から飛び出してきそう。猫のいろいろなしぐさ、しっぽや表情の微妙な動きが可愛らしく、猫好きにはたまりません。
この２−３ヶ月、未知だった英語の絵本や児童書の世界と出会い、得したことが二つあります。一つは、日々の忙しさからつかの間別世界に飛んでリクツ抜きに泣いたり笑ったりできること。もう一つは、知らないうちに英語の基礎が確認できること。たとえば、私は翻訳の仕事をしていますが、未だに英訳するとき冠詞、定冠詞、 所有格の使いわけに迷います。a (an)なのかtheなのかhisか itsかなど。この本の中でZekeが遊んでほしくて次々にいろいろなものをくわえてきます。そこのところの文章を読んでいると、この長年の悩み「冠詞」問題がなんとなく解けそうなのです。恐るべし、絵本！！

お隣りさん家へスープを作りに行ったMr. Putter。

ところが、お隣には犬のZekeがいて……Mr. Putterにとっては、すごい厄日になってしまいました。。。(^_^;)。

それにしても、Mr. Putterのおとぼけな表情は見ていて結構笑えます。

…が、一番おもしろいのは、ラストシーンのZekeの表情です。
このときのZeke。人間で言えば、まさに「してやったぜ！　イッヒッヒ…(ﾆﾔﾘ…)」とでも言いたげな表情をしていて……。読んでいて一番笑えたシーンです。