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The Privilege of Youth: The Inspirational Story of a Teenager's Search for Friendship and Acceptance

価格: ¥2,361
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Michael Joseph Ltd
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少年が大人になるには ★★★☆☆
これまでに出てきたエピソードと重複している部分もありますが、そのような部分もより詳しく書かれています。ここに書かれている期間は彼の人生の中ではほんの短い数年に過ぎないのに、その時期だけをテーマにして一冊の独立した本にしたこと、それだけでもドインスムア通りで過ごしたこの短い時間が彼にとってどれほど貴重な思い出だったかがわかります。

以前別の本で「男の子を育てる際には父親か、父親に代わって導いてくれる男の存在が必要だ」というような内容を読んだことがありますが、この本を読んで改めてその通りなんだなあと思わされました。もちろん母親の愛情は必須ですが、それに加えて少年を大人の男に導いていくには人生の先輩として指針を示してくれる大人の男が必要なのだと思います。

悲惨な境遇から抜け出してもまだ人生の方向性も決まっていない若い作者を導くドインスムア通りのマーシュ「軍曹」、ダン・ブレイゼルの存在、そしてもちろんこの本の一番重要なポイントとして、作者が生まれて初めて得た親友、デイヴィッド(作者と同じ名前なので彼とはお互い苗字で呼んでいたようですが)とポールとのやんちゃながらも楽しい日々が綴られたこの本は、幼少期を虐待という恐怖の中で過ごさなければならなかった作者が再び少年時代をやり直すことのできた貴重な時間を描いています。

最悪な家庭に生まれてしまったことは何を持ってしても消せない不運だとは思いますが、この通りに住むことができたのはその後の作者の人生にとって非常に幸運なことのではないでしょうか。このような地域コミュニティは今は日本でもアメリカでもどんどん減っていますが、地域・社会全体で子供を育てることは虐待を減らすことにも通じるのではないかと思います。少なくとも異変には気付きやすいでしょうし。核家族化が進み、近所の人との交流も減り、コミュニケーションがどんどんデジタル化されている現在、ドインスムア通りの人々の暖かさは羨ましくも思えました。
揺れ動く心 ★★★★☆
幼年期の痛々しい虐待の描写は減りますが、
少年の「他人により良く見られたい」という心が引き起こす非行の数々が描かれています。
「そうじゃない、そうじゃないよ」と励ましたくなる気持ちと間違った表現の仕方に進んでいく少年の姿にがっかりします。その気持ちは側で少年の成長を見つめていた里親の心とリンクしているのかもしれません。
デイブ・ファイト! ★★★★★
全3冊の続編ということなので要チェックだ!と読みました。
空軍に入る前に車のセールスマンをしていたとは知らなかった!!
命知らずで、やんちゃで手におえない、デイブの知らなかった一面が見えます。初めてできた親友。ほのかな恋心。普通の青春時代をデイブも体験してきた、と少しホッとしつつも、親と住んでいないが故に、友達とは将来に対する危機感が違うあたりなど、胸に迫るものがあります。
そして数々のいじめ、暴力。
けれど絶対負けない。くじけないデイブに拍手。
この本は星何個とかいう次元の話ではありません。実話なのですから。
幼年期・少年期・完結編を読んで欲しいです。感動間違いなしです。
またマーシャも言うように、全編を通して文章の構成も素晴らしいので、
読者を惹きつけます。
ちょっとほっとしました ★★★★★
幼年編、少年編、完結編と読み進み、指南編に続いて読みました。苦しい幼・少年期を過ごした著者が成長し、現在に至った経過がわかりやすく書かれています。つらすぎた時期の後の、良き友達や大人達との出会いと別れを通し、子供時代をやり直せたと感謝している著者に、「本当に良かったね」と言いたくなりました。人生、捨てたものじゃないと思いました。うまくいかないことを環境や生い立ちのせいにする危険を避けるように真心から忠告する箇所も、著者の暖かさ・真剣さが伝わってきます。皆が通るどんな困難も「きっと越えて行ける、大丈夫」と言ってくれてるようで、励まされました。青春期真っ只中でも、すでに過ぎてしまっていても思い当たることが沢山あり、著者の感性を身近に感じるでしょう。特に、幼年編や少年編が辛すぎて、読むのをやめてしまった方々、安心して読めます。是非、全編通して読んで頂きたいです。