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A Course in Game Theory

価格: ¥3,750
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: The MIT Press
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ゲーム理論の最高峰 ★★★★★
ゲーム理論の代表的テキストの一つで,おそらく現在出版されているなかでもっとも高度な本だ.非協力と協力ゲームの配分は約3:1.読者層としては,経済理論専攻の院生や研究者が想定されているようだ.

最上級テキストというだけあって,今まで読んだ本のなかではもっとも記述が厳密かつ簡潔だった.例えば,普通なら効用関数で定義されるところを選好関係から定義しているし,数々の均衡概念も一貫した視点から定義されていた.Amazon.comにある本書のレビューに"To much math and not easy to understand"とあったので,数式ばかりの無味乾燥な本を想像していたのだが,実際は形式だけでなく内容のほうも充実している.例えば,混合戦略ナッシュ均衡の解釈については二人の著者のそれぞれの見解が約7ページにわたって述べられている.

ただし,比較的コンパクトな本なので,トピックや応用例を削っている部分もある(多くの応用例は練習問題で軽く触れられる程度).したがって,基礎理論は本書で学び,応用はFudenberg and Tiroleなどを参照するという使い方もいいのではないだろうか.

たしかに読みこなすことが容易な本ではないが,ゲーム理論に関心のある人なら,ゆっくりとでも読む価値のある本だと思う.

噛めば噛むほど味が出る ★★★★★
 大学のゼミで、Coalitional Gamesを扱った最後の3章をやりました。
コアやステイブルセットなどさまざまな解概念を、提携から離脱するインセンティブがあるかどうかという観点から、かなり統一的な見方で説明しています。
ただ、シャプレー値の説明はよくわからなかった。これをObjectionで解釈するのは無理なんじゃないのかなあ。
 数学的にはかなりきつかったけれど、証明を丁寧に追っていけば理解できるように親切に書いてあります。
本書で証明されていないのは、Balanced gameのコアが非空であることを証明するときに使ったDividing Hyperplane Theoremだけだと思う。