永遠に新鮮なファンクネス
★★★★☆
本作はヴォーカルをメインに据え
た初のアルバムです。プロデューサーは、ボブ・シール。サウンド
面のリーダーは、盟友のブライアン・ジャクソン。ヘロンの歌に絡
むフルートは、ヒューバート・ロウズ。
バーナード・パーディとロン・カーターのジャズ・ファンクに乗ってのっけから鋭い語りで
「The Revolution Will Not Be Televised」のいきなりのツブレイクビーツが始まった瞬間、
稟とした男前なオールドスクール調のボーカルが緊張感タップリに絡む。
やりきれないような悲しみや怒り、自由や希望についての普遍的な深みを持ったメッセージが、
ニューソウルやファンキー・チューン、ピアノをバックにしたビター・スイートな語り等、
当時の音楽を呼吸しながらも呑まれることなく
自分のコアを貫いたことが伝わり
それで心を奪われ背筋がピンと伸びてしまう。
泥臭いファンクネスと洗練された都会的センスが高次元で融合して
ソウル・ファンにもクラブ・ミュージック・ファンにもきっとお気に召すこと必至!
まさに70年代前半のサウンド!
★★★★★
70年代のテイストを探いたんだが、
先のレビューアのコメント通りだった。
紛れもなく70年代サウンドである。
たぶん俺くらいの年齢になると
そうなるんだ。
俺にとっての輝かしい時代。
70年代。
そのサウンドを探す。
60年代洋楽
70年代洋楽
80年代洋楽
その違いが分かる人には
薦めたい。
すべてが輝いていたあの時代。
厳密に言えば
これは70年代前半のサウンドである。
瓶より革命でしょう!!
★★★★☆
最初に彼を知ったのはもちろんBottle(Mastercutsの編集盤)なのだけれども
その後Gil&Brian名義のアルバムを3枚、Gil単独のやつを2枚買った、そして1番
聴いてるのがこのアルバムなんです。
1st収録の詩人VersionをGroovyにSelfcoverした1曲めから一気にそしてゆったり
と最後まで気持ちいいっす!
革命はテレビでは放映されないとRapされる1はウルトラ名曲、ちなみに俺この曲
聴くと次にGrand,MasterFlashのMessage聴きたくなるんだよな〜 なぜか?
ジャンル違いなんだけど共通する物を感じるな!
お洒落Groove Master
★★★★★
アルバムとしては最高傑作だと思います。全体的にメローです。ラブリーで暖かい曲、JAZZYでROCKでクールな曲まで。土臭いファンクネスと洗練された都会的センスが高次元で融合しています。男前な熱い歌声もやばいです。言葉で表現すると陳腐になってしまうのが残念です。70年代好きの人、free soulとかクラブ系が好きな人は絶対気に入ると思います。とんでもない作品だから聴いてください。
70s SSWの感触
★★★★☆
歌う(叫ぶ)詩人、G.スコットヘロン(vo)の'71年作品。70sのアメリカンSSWのようなセンシティブでメロウな感触を含めつつ、曲によってはご機嫌なファンキーサウンドも聴かせるといったバランス(無論、楽曲)の良さはかなりのもの。またH.ロウズのflも全面ではなく、部分的に使われることがかえって効果的だと思います。
G.スコットヘロンを知らない方、初めて聴く方にも無理なく馴染める一枚ではないでしょうか。全曲じっくり聴き込んでいただきたい作品です。
敢えて一曲をお勧めするなら、個人的には[2]。G.スコットヘロンの歌う"Save the Children"というフレーズが耳に(そして心に)響きます。
B.パーディー(ds)、B.ジャクソン(p、elp)、R.カーター(b)等が参加。
#R.カーターの弾くエレクトリックベースというのも
#個人的には新鮮な感じを受けました